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【調査結果】

10代のインターネット利用時間は成人の半分以下――米調査結果

■URL
http://www.jupitercommunications.com/company/pressrelease.jsp?doc=pr000912

 米市場調査会社のJupiter CommunicationsとMedia Metrixは12日、米国での10代のインターネット利用実態に関する調査報告を発表した。同報告によると、10代の若者がインターネットを利用する時間は1カ月当たり平均303分間で、成人の平均728分間に比べて半分以下となっている。Jupiterのアナリストは、10代を対象としたインターネット企業に対し、これらの貴重な時間をとらえるために他社との差別化が必要だと提言している。

 同調査によると、インターネットを利用する平均時間は、12~17歳が1カ月に8日で303分間、18~34歳が13日で656分間、35~49歳は15日で804分間。Jupiterのアナリストは、10代のインターネット利用時間が少ないのは、「学校や放課後の活動に忙しい」、「家庭では家族とインターネットを共有する必要がある」、「インターネットを生産ツールではなくエンタテインメントやコミュニケーションとしてとらえている」ことが原因と分析している。

 また10代では、男子と女子の利用者数は同等だが、インターネットの利用については大きな違いがみられるという。男子は技術やエンタテインメント、ゲーム、Webページの構築、ソフトや音楽のダウンロードに関心が高い。一方、女子はより目的指向で、オンライン雑誌の閲覧や電子グリーティングカードの送付、宿題、コミュニケーションへの参加などに関心が高いという。また、男子の方が活動的で、1カ月当たり平均して、男子の301.2ページビューに対し女子が271ページビューを閲覧、男子の47ドメインに対し女子が32ドメインにアクセスしていた。

(2000/9/13)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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