米国Shockwave.com社は、日本向けにShockwaveやFlashを使ったエンタテイメントコンテンツサイトを提供をするための新会社、ショックウェーブ・ドットコム株式会社を設立したと発表した。
主要株主はShockwave.com、トランスコスモス、イー・ベンチャーズ、富士銀行、富士銀キャピタルの5社。資本金は3億5千万円。代表取締役社長には、Shockwave.comの社長兼CEOであるローレンス・ブライアン・レビー氏が就任する。
jp.shockwave.comには、ゲームやアニメーション、音楽、グリーティングカードなど約50種類のコンテンツがある。具体的には、定番のテトリス、ソリティア、3Dアニメーションを使ったリアルなビリヤードゲームなどのほか、アメリカの人気アニメ「サウスパーク」を日本向けに音声を吹き替えたりしたものがある。音楽コンテンツも充実しており、リッスンジャパンと提携し、1,400曲以上の邦楽と約6万曲の洋楽をダウンロードすることができるほか、デビットボウイやブリトニースピアーズの曲を自由にアレンジできるコンテンツもある。
なお、サイト上の気に入ったコンテンツをカテゴリごとに整理して保存できるツール「Shockmachine」も無料でダウンロードできる。
現在あるコンテンツのうち95%がアメリカ製コンテンツのローカライズ版だが、日本のコンテンツパートナーと提携して、日本独自のコンテンツを50%程度にまで増やすという。
また、今後はiモードなどのワイヤレスマーケットにも参入することを表明した。Shockwaveはサイズが小さいため、携帯電話端末やPDAなどへの搭載も容易だという。グリーティングカードや音楽などのコンテンツを提供するとしている。
現在の主な収入源は、広告収入だ。今後のビジネスモデルとして、一部のコンテンツに対して有料課金をするほか、キャラクターのライセンスビジネスなどでも収益をあげていく考えを明らかにした。
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(2000/9/13)
[Reported by junko@impress.co.jp]