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株式会社エヌ・ティ・ティ・エムイー(NTT-ME)は、チャップリンやキートンの主演作などの貴重な映画作品をストリームで配信するサービス「WAKWAK名画劇場」を9月19日から開始すると発表した。サービスは、NTT-MEのインターネット接続サービス「WAKWAK」契約者のほか、他のプロバイダーと契約していてもWAKWAKのコンテンツを利用できる「ビジター会員」を対象に提供される。映画の視聴は有料で1作品100円～300円。
WAKWAK名画劇場で配信される作品は、「チャップリンの成功争ひ」(1914年)や「キートンのマイホーム」(1920年)などの喜劇映画のほか、フェリックス・ザ・キャットやウォルトディズニーの初期のアニメ作品など合計100作以上。これらのほかには、世界初のSF映画「月世界旅行」(1902年)、シュールレアリズムの傑作「アンダルシアの犬」(1928年)、怪奇映画「カリガリ博士」(1919年)など映画史上に残る名作も含まれている。
なお、NTT-MEでは、これらの作品を34kbps、80kbps、384bpsの3種類の帯域で配信する。特にISDN定額接続「フレッツ・ISDN」に対応した「WAKWAKざんまい」や、「WAKWAK ADSL接続サービス」など常時接続環境のブロードバンド接続ユーザーを対象にしており、今後の本格的な映像配信事業への足がかりとする。将来的にはカラーの最新作の配信も行ないたいとのこと。ちなみに今回配信される作品は、そもそもが「コマ数」が少なく、「モノクロ」で「音声ナシ」というものだが、それらの条件は、現状のストリーム配信においてはむしろ「最適」なコンテンツであるという。
(2000/9/18)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]