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エー・アイ・ソフトは20日、コンシューマー向けのASPサイト「ai2you.com」を12月に開設すると発表した。同社のパッケージソフトと連動したサービスを展開する。
画像や動画をアップロードして展示・共有できる「フォト・ムービー」、パソコンのHDD空き容量やシステムの安定度を診断する「PC快適化」、携帯電話から支出明細を家計簿データベースにアップロードできる「家計」、家計情報を入力することでファイナンシャルプランを診断してくれる「FP21」の4つのサービスについて、12月から2001年3月にかけて順次提供を開始する。サービスはウェブ上でも利用できるが、同社のパッケージソフトと組み合わせることで使い勝手が向上する。画像加工などの複雑な処理やデータ入力などをローカルで処理、必要な部分だけASPに任せるという仕組みだ。発売中の不要ファイル削除ツール「DiskX Tools Ver.6」ですでにASPに対応しているほか、10月に発売予定の「デジカメde!!同時プリント4年賀状パック」と「うっかりママの家計簿Ver.5」にデータのアップロードや同期などのASP対応機能が組み込まれる。
ai2you.comのサービスは、当初は無料で提供。機能の追加によりパッケージと同等の機能が提供されるようになった時点で、有料化を検討する。当面はパッケージ販売が続くと見ており、ASPサービスを広く提供することでパッケージの販売拡大へ結びつけたい考えだ。
また、PC快適化などの機能では、パソコン関連ショップとの提携も見込んでいる。例えば、HDDの容量が不足しているとの診断に対し、ショップの通販サイトとリンクを張るなど販促ツールとしての利用が考えられるという。
同社では、これまで蓄積してきたパッケージソフトの資産を生かしASPに参入することにしたが、現在の通信環境ではすべての機能をASPで提供するには問題があると判断。まずは、パッケージとウェブを組み合わた形で開始することにした。最終的にはJavaベースのプラットフォームが理想だとしており、今後はアプリケーションのJava化を推進。携帯電話やPDAでも同社のアプリケーションを利用できるようにする方針だ。
(2000/9/20)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]