INTERNET Watch Title Click

【業界動向】

インターネットで検索しながら問題回答、白鴎大が来年度入試で実施

■URL
http://www.hakuoh.ac.jp/ (白鴎大学)

ビジネスコミュニケーション学科のページ
 学校法人白鴎大学(栃木県)は、受験会場でインターネットを使いながら回答する“インターネット入試”を行なうことを明らかにした。すでに新聞広告などでも掲載され、話題を呼んでいる。

 このユニークな試験は、同大学経営学部に来年度新設される「ビジネスコミュニケーション学科」(定員125名)の入試で実施されるものだ。インターネットを利用するのは必須科目の“小論文”で、1人ずつに用意されたPC(Windows)を使ってインターネット検索を行ないながら小論文を作成、回答する形になる。同学科のWebサイトでは“クリックやドラッグ、Webページの閲覧方法についてある程度知っていることが望ましい”と書かれているが、操作に不慣れな受験生がいることも考慮し、試験時に簡単な操作説明も行なう予定だ。時間は操作説明を含めて90分を予定しており、回答は手書きで作成、試験の結果は小論文の内容で判断するという。この試験は推薦・学業特待を含め、同学科の全入試に導入される。

 白鴎大学にインターネット入試について訊ねたところ、「普通の高校生にはPCやインターネットはまだあまり普及していないですが、今はこれらを避けては通れない時代、入試のうちにPCについて意識してもらえれば。またビジネスコミュニケーション学科は新しいカリキュラムの新学科なので、前向きにチャレンジする人に来てもらいたいと、この形になりました」(同大事務局入試広報課)という。PCを使えることよりも、PCを使って何をやるかに注目したいといい、検索が上手かなどは問題ではないそうだ。

 同学科ではオンラインでの出願受付も実施する予定で、これによって出願状況の迅速で正確な把握ができることを期待している。

◎関連記事
■【1999年8月20日】平安女学院短期大学が「インターネット入試」実施

(2000/9/20)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp