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http://www.iab.net/
インターネット広告の業界団体Internet Advertising Bureau(IAB)の無線広告部門「Wireless Advertising Association(WAA)」は20日、ワイヤレス機器向けのスパムに関するガイドラインを発表した。これはWAA会員企業に向けたもので、包括的なプライバシーガイドラインとしては初めてのものとなる。
このガイドラインでは、「明確な利用者の許諾や送信元の特定ができない場合には、プッシュ型の広告やコンテンツを故意または不注意で送ってはならない」としている。このような広告やコンテンツを送る場合は、利用者が許可したことを確認しなければならない。さらに、「利用者が許可したことを許諾なしに他の業者に伝えてはならない」また、「許可を取り消すためのわかりやすい方法を全ての登録者に提供しなければならない」といったガイドラインが定められている。
WAAのTim DePriest会長は「無線広告が誤って使用された場合、消費者と広告主の間の重要なコミュニケーションを台無しにする可能性がある。我々はスパムを、無線媒体が継続して成長していくためにきわめて重大な問題だと捉えている」と語っている。
(2000/9/22)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]