コクヨ株式会社は10月2日に100%出資の小会社「株式会社カウネット」を設立、来年1月よりSOHOや小規模事業者向けのオフィス用品通販事業「カウネット」を開始すると発表した。同社はオフィス用品通販分野で大規模事業者向けの「べんりねっと」などのサービスをすでに運営しており、カウネットで4つめの事業となる。
カウネットのベースとなるのはオフィス用品のカタログ通販。ユーザーはカタログを元にWebサイトやファクスから希望の消費を発注し、注文品はカウネットから発送する。このユーザーとカウネット間の決済を、卸業者や販売店が代行する点が特徴だ。卸業者を「エリアエージェント」、販売店を「エージェント」と名付け、卸業者の支援を受けて販売店がユーザーから代金を回収するほか、各地域ごとのユーザーの開拓、さらにオフィス用品販売以外のサービス提供までを視野に入れた展開を行なう予定だ。
コクヨでは「既存の卸業者や販売店を活用することが戦略の1つ」とし、オフィス用品販売に留まらず、オフィス業務全般の支援を目指す。カウネットの事業で初年度(平成13年9月)での売上を75億円、翌年度は200億円の売上を見込んでいる。
(2000/9/25)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]