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【調査結果】

オンライン消費者の20%が全売上の90%を占める――米社調査

■URL
http://www.cyberdialogue.com/resource/press/releases/2000/09-25-ic-9020.html

 米Cyber Dialogueは25日、オンライン消費者の上位20%が1年間に1,000ドル以上を消費しており、全オンライン売上の87%を占めているとする調査報告を発表した。同社は企業に対し、売上につながる顧客を見分け、対象を絞ることが重要だと協調している。

 このような顧客を獲得するため、企業は、顧客がどのようにして購入を決断するのか、どのような商品に惹きつけられるのか、といったことを理解しておく必要がある。オンラインでお金を使う消費者で典型的なのは、裕福で教養がある中年男性だという。この層は平均的なオンライン消費者に比べて、より高価な商品を購入したり、報酬プログラムに参加したり、メールによる顧客サービスを求める傾向が高い。さらに、オンラインで情報を集めた結果、特定のブランドについての意見が変わったと答えている。

 同社のディレクターを務めるQaalfa Dibeehi氏は「多くの企業は、ひやかしの客と貴重なリピーターを見分けることができる顧客関係管理システムを使用していない」と指摘。「取引量やリピート率、広告のクリックなど、どれを重視するにしても、重要なのはこの購買層を見分けて獲得し、維持することだ」と語っている。

(2000/9/26)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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