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【業界動向】

語学出版のアルク、インターネット部門を「スペースアルク」に分社化

■URL
http://www.alc.co.jp/

スペースアルク社長の平本氏
 語学教育関連出版の株式会社アルクは、同社のインターネット事業部門を「株式会社スペースアルク」として独立、WBT(Web-Based Training)を含めたインターネット事業を積極的に展開する方針を発表した。

 スペースアルクは今年6月に設立。この10月2日より、アルクのWebサイト「SPACE ALC」を全面リニューアルし、インターネット事業の拡大を図っていく。

 リニューアル時では、まず同社の運営するオンライン辞書「英辞郎 On the Web」と連携したバナー広告などのWeb広告営業を開始するほか、語学留学分野でのECサイトを立ち上げる。さらに2001年から、英語学習分野での本格的なWBT事業を展開する。これによって、2001年1月期は1億5,000万円(見込み)の年商売上を、3年後の2004年1月期に15億円規模とすることを目指す。またスペースアルクへ東芝やKDDなどからの出資が決定しており、これら企業と提携した事業展開を図る方向だ。

 スペースアルクの代表取締役社長・平本照麿氏は「アルクの出版物には情報誌が多く、もともと非常にデジタル化しやすい素材を持っている。また通信教育のノウハウもあるので、学習インフラとしてのインターネットの特性を活かせる」と述べ、強みのあるコンテンツを持つ点に触れながら、インターネットを大きな販売チャネルに成長させ、さらに新たなビジネスに展開するという抱負を述べた。

 同社はこの事業でサイトのページビュー目標を月間6,000万台とし、また総合ショッピングモールの開設も視野に入れていく。

(2000/9/27)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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