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株式会社イーコンテンツは、仕事の外注を考える企業と、その受け手となる企業や個人をマッチングするサービス「eC-jobネット」を開始した。情報処理振興事業協会(IPA)の支援を受け、年内は実証実験として無料提供する。
「eC-jobネット」では、企業が発注希望の仕事に必要なスキルのカテゴリー、作業場所、作業形態、仕事期間の条件を入力し、そのデータから該当する人材が自動的に選び出される。その際に該当者が5名以上いる場合は、さらに単価金額やスキルレベルで絞り込んでいく。発注企業と該当者にはそれぞれメールで通知され、該当者が受注希望の回答をすると、以降は発注企業と該当者で直接交渉を行ない、契約～実作業へ移行する形になる。発注・受注のどちらも登録が必要で、現在はソフトウェア開発・Webサイト構築など、IT関連の仕事の受発注に限っている。
実証実験期間は首都圏コンピュータ技術者協同組合などのSIベンダーが参加を予定している。受発注のマッチングを企業名・個人名を出さずに行なうことも可能で、機密やプライバシーを守れる形だ。
イーコンテンツではこのサービスについて、「受注側は細かい条件やスキルを登録するのでマッチング精度が高い。また発注した企業から作業終了後に評価されるステプがあるので、自分のスキルに対し客観的で正確な評価ができる」点を特長としている。現在はIT関連の仕事の受発注に限っているが、今後は他ジャンルへの拡大も図っていくという。
(2000/10/3)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]