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http://www.gomez.com/
http://www.gomez.com/About/about.cfm?art_ID=6363&topcat_id=0&title=yes (リリース)
EC関連調査の米国企業Gomezが、今年の米ホリデーシーズンにおけるオンライン小売り市場の動向予測を発表した。
Gomezの調査によると、今年の売り上げ予想は約114億ドル。昨年の同時期に比べ、ほぼ2倍となる。
この予測にはいくつかの根拠があるという。インターネットユーザーは現在も増加を続けている点、ユーザーがインターネットを便利なショッピングチャネルだと認識しつつある点、さらにリアルとバーチャルの両方に販売チャネルがあり、強いブランド力を持つ旧来の企業--クリック・アンド・モルタル企業--が、クロスマーケティングの手法を活かしてオンラインで活気づいている点、などがその根拠だ。
Gomezのオンライン小売り市場担当ディレクターであるJill Frankle氏は、「今年は強いブランド力とマルチチャネルを持つ企業の年になるだろう。ブランド力を持たない小規模のEC企業や、この時期に頼ってきた多くのドットコム企業にとっては結果的に厳しい年になる」と述べている。
同社はまた、今年のホリデーシーズンはより激しい競争が行なわれることも予測している。この時期を狙って開設・プレオープンしたECサイトが多い、81%のオンライン小売業がホリデーシーズンに向けてリアルタイム在庫管理を導入予定、期日に間に合うサービスの確約に注力している……といった理由からだ。
「1999年のクリスマスシーズンとは異なり、企業は顧客獲得のマーケティングよりも、顧客のオンライン経験の充実やトラブル回避へより多くの力を注いでいる」(Frankle氏)。
昨年のこの時期には、顧客殺到で注文品の期日に間に合わないなどのトラブルが多発した。この時の教訓が、今年はどう活かされるかに注目したい。
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[Reported by aoki-m@impress.co.jp]