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【業界動向】

博報堂、「くじ付きグリーティングカード事業」を米国で展開

■URL
http://www.hakuhodo.co.jp/
http://www.sharedgreetings.com/

 株式会社博報堂は、ネット上のくじ付きグリーティングカード事業を全米で展開する。この事業は博報堂が1996年より「お年玉くじ付き電子年賀状」「プレゼントくじ付き電子暑中見舞い」として展開してきたビジネスモデルやノウハウを米国市場に導入するもので、日米両国でビジネスモデル特許を申請中だ。

 博報堂は米国展開に際し、全額出資の米国法人「SharedGreetings」を4月に設立、サービスを開始した。このサービスの特徴は、メールの受け手だけでなく送り手にも抽選で賞品が当たる点だ。まず、利用者はサイト内に用意されたカードの中から送りたいカードの種類を選ぶ。カードの種類は「誕生日」など18カテゴリーが用意され、サービス開始時で600種類。次に、スポンサー企業が提供する賞品を1通ごとに選び、送信する。なお、必要に応じて「フリーメッセージ」が記入できるほか、配達の日時指定も可能だ。くじの抽選は商品ごとに行なわれ、当選した場合、カードの受信者だけでなく送信者も当選対象者となる。

 博報堂では、米国はクリスマスカードやバレンタインカードのような季節ごとのグリーティングカードに加え、誕生日カードやおめでとうカードなど1年を通じてグリーティングカードを交換し合う習慣が定着していることなどから、日本のように特定の時期に限定されず、1年を通じての利用が見込まれるとしている。

 2001年度にはグリーティングカード総数年間2,400万通、売上高2,000万ドルを目指す。

(2000/10/17)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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