メッツが新設の子会社「アイミディア」でWebコンテンツ事業に参入

■URL
http://www.metscorp.co.jp/ (メッツ)
http://www.i-mediatv.co.jp/ (アイミディア)

向かって右から丸山氏、福田氏、メッツ社長の永田氏、ペプラー氏、二宮氏

　株式会社メッツは、子会社として株式会社アイミディアを設立し、11月6日(予定)よりポータルサイトを開設すると発表した。
　パソコン用ソフトウェアの販売を主体とするメッツは、以前よりインターネットでのコンテンツ展開を計画しており、ポータルサイトを展開することで、広告収入やソフトウェアのダウンロード・ASP供給といった複合効果を狙っていく。

　サイトの名称は「i-media」（アイミディア）。11月の開設時は3つのチャンネルの開始を予定している。その内訳は、各界の著名人のインタビューや執筆で構成するWebマガジン「Justice」、一流品や高級商品が賞品の「高級懸賞チャンネル・Luxury」、生活に役立つ賞品が当たる「日用・雑貨懸賞チャンネル・Daily」となる。追って12月より「オンラインゲームチャンネル・Gamer」と「ソフトウェアデリバリーチャンネル・Tools」を追加する予定で、Toolsではソフトのダウンロード販売だけでなく、ASPでの提供も行なう予定だ。

　メッツ代表取締役社長の永田典久氏は、「今の日本のインターネットコンテンツは、データベースをもとにした検索機能か、新聞や雑誌の記事を短く紹介しているだけのものが多く、貧弱。もう一度メディアということを考えた強力なコンテンツを提供したい。また今は日本人がアイデンティティを忘れている時代とも言えるので、メディアの根幹にある“啓蒙”を、ここで行なっていきたい」と意気込みを語った。また「Justice」の編集長である丸山孝氏（PHPソフトウェア・グループ常務取締役）は、「日本のアイデンティティを構築するWebマガジンとして、新しいリーダーをここから作っていきたい」と抱負を述べた。また「Justice」には編集委員として文芸評論家の福田和也氏、TV・ラジオパーソナリティのクリス・ペプラー氏、スポーツジャーナリストの二宮清純氏などが名前を連ねており、会見では福田氏が「強い日本を打ち出していきたい」、ペプラー氏は「インターネットの正しい姿を見せたい」と話していた。

　メッツはこの事業で、2005年までに1,000万人のユニークユーザー獲得を目指すという。

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(2000/10/18)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]