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【業界動向】

ソフトバンクグループと米Ariba、B2Bプラットフォーム事業を共同展開

■URL
http://www.softbank.co.jp/ (ソフトバンク)
http://www.ariba.co.jp/ (日本アリバ)
http://www.ariba.com/corporate/news/news.cfm?pressid=416&selectyear=2000&archive=1 (米Aribaプレスリリース)

 ソフトバンク株式会社とソフトバンク・イーコマース株式会社(以下ソフトバンク・グループ)は20日、米Ariba.Incと企業間電子商取引(B2B)のプラットフォームを提供する合弁事業を日本で本格展開すると発表した。

 本格展開に際し、ソフトバンク・グループは、日本におけるB2Bのプラットフォームを提供するAribaの100%出資現地法人「日本アリバ株式会社」に対する4,000万ドル(約43億円)の第三者割当増資を引き受ける。

 AribaはB2B用オークションシステム「Ariba Dynamic Trade」やEマーケットプレイス構築システム「Ariba Marketplace」などB2Bのインフラともいえるさまざまな製品群を提供している。ソフトバンクグループでは、こうしたAribaの技術を生かして、国内企業向けに産業別のB2B市場を10市場構築する。ソフトバンクの孫正義社長は「国内の主要企業が自らの商品購買にこれら製品群を使用することで、産業ごとに個別企業が電子的につながる。その結果、商業別EC市場に進化する」と述べ、ひいては商流の構造が根本から変わることになると強調した。なお、積極的にAriba製品を活用するため、まずソフトバンクがグループ内にAribaの電子調達システムを導入、早急にプラットフォームを立ち上げ、自ら形を示すかまえだ。

 また、孫社長は合弁事業を「B2B市場のデファクトスタンダードを構築する重要な提携」と位置付け、「ソフトバンクグループ約450社の総力を挙げてB2Bの新しい姿を提唱していきたい」と抱負を述べた。

 日本アリバでは今後1年間で75億~100億、数年のうちに4~500億円規模の売上げを目指す。なお、11月28日に、システムインテグレーターのパートナー発表を含む事業の詳細を明らかにする予定だ。

(2000/10/20)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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