INTERNET Watch Title
Click

【調査結果】

2002年にはECサイトの60%がDRM技術を採用――米調査

 米Gartner Groupは18日、デジタル著作権管理(DRM)技術に関する調査報告を発表した。同社では、2002年にはECサイトの60%が、DRM技術を初めとするコンテンツ保護ツールやサービスを採用するようになると予測している。

 DRM技術を最初に適用対象とするのは、伝統的な流通から、オンラインによる電子コンテンツ配信へと移行を開始している音楽業界や書籍業界。DRM技術の採用によって、これら業界の出版社や企業は、コンテンツを管理、保護することができ、コンテンツから得られる売上げを維持することができるとしている。

 Gartnerは、DRM技術が消費者向け(B2C)取引市場に加え、企業間(B2B)取引市場に対しても重大な影響を及ぼすと予測。B2C分野では、DRM技術は料金と標準化が課題となる。一方、B2B分野では、知的財産権の保護技術として採用される可能性が高いものの、インフラと経費が課題になると指摘している。

(2000/10/20)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp