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【業界動向 / プロバイダー】

大容量インフラ企業のレベル3、日本でのサービスを開始

■URL
http://www.level3.co.jp/

向かって右からLiddell氏、吉田氏
 国際的に展開する通信インフラ企業である米Level 3 Communitations(以下Level 3)の日本法人、レベルスリーコミニュケーションズ株式会社(以下レベルスリー)は、日本での最初のゲートウェイおよびコロケーションセンターを20日に開設し、インターネット関連企業に向けてのサービスを開始した。

 Level 3は1997年創業、現在、世界48ヵ所にゲートウェイを持つ通信インフラプロバイダー。全米150都市、世界21都市を結ぶIPネットワークを持ち、大西洋間に1.28テラビットの横断ケーブルを敷設するなど、大容量かつ拡張性の高いネットワーク設備を提供することで知られている。同社がこれまで回線敷設などの設備投資に使った費用は、1兆5,000億円に及ぶという。

東京ゲートウェイのコロケーションルーム
 1999年にアジア地域戦略のため日本支社を設立し、同年11月に日本で第一種電気通信事業者免許を取得。東京・虎ノ門に大規模なゲートウェイ施設を構築してサービス開始となった。

 日本ではコロケーション(ルーターやサーバーを収容して高速回線と接続し、安定かつ信用性の高い運用を提供する)や、大都市間・国際間の専用線サービス、同一ゲートウェイ内でのデータ伝送料金を割引する「クロスロード」、ISP向けのアウトソーシングサービス「コネクトモデル」などのサービスを提供する。

 レベルスリーの強みは、大容量回線や設備を一括導入することで全体のコストダウンを可能にし、他企業に従来より低価格でサービスを提供できる点だという。日本では「これまでより60%のコストで提供可能」(レベルスリー代表取締役社長・古田興司氏)としており、ISPやコンテンツプロバイダーなど、IPネットワークベースの事業を行なっている企業への導入を図っていく。都心の港区にゲートウェイを構築したのも「インターネット企業が多く、また緊急時にエンジニアがすぐ対応できるから」だという。

香港の管理センター
 今回開設した東京ゲートウェイは6,000平方メートルの広さを持ち、停電時も20時間運用が可能な非常用の無停電電源装置を備えている。香港にあるアジア地域管理センターに直接接続して監視を行なっており、空調をコントロールするサーモスタットや掌紋認証による本人確認など、先端的な施設管理とセキュリティを備えているのが特徴だ。また2001年には香港・日本間の専用海底ケーブルが完成予定で、香港のゲートウェイと2.56テラビットで接続され、さらに日米海底ケーブルも稼働するほか、事業開始を予定している韓国・台湾へも海底ケーブルを拡張する予定だ。

 また東京ゲートウェイが開設したことで「Level 3を利用している欧米顧客企業の日本進出の契機にもなるだろう」(Level 3 Asia・CEOのSteve Liddell氏)との予測も登場した。

(2000/10/20)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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