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株式会社エヌ・ティ・ティ
エムイー(NTT-ME)は、CATVやADSLなどの広帯域インターネット常時接続に対応したルーター「BA 512」を11月10日に発売する。価格はオープンプライス(参考価格2万4,800円)。NTT-MEのADSL接続サービス「WAKWAK
ADSL接続サービス」会員には特別価格1万7,800円で販売する。
「BA 512」は、CATVやADSL用モデムと接続することで、複数のPCで同時にインターネットに接続できる。また、「PPP over Ethernet(PPPoE)」機能にも対応しており、LANに接続されたPCから個別のプロバイダーを選んで接続できる。従来は、PPPoE接続を行なう場合、各クライアントPCに専用の接続ソフトをインストールする必要があったが、ルーターにPPPoEクライアント機能を実装したため簡単に接続先の切り替えができるという。
また、NAT機能でIPアドレスを変換するため、インターネット側から個別のPCにアクセスできず、常時接続環境で懸念される不正アクセスを防げる。そのほか、IPフィルタリング機能による不正なパケットの遮断も可能だ。さらに、LAN上のPCのうち1台だけをインターネット側から参照できるようにする「バーチャルコンピューター機能」を使えば、1対1の通信を必要とするネットワークゲームなどを利用できる。
この製品は、プラネックスコミュニケーションズ株式会社のIPシェアリングルーター「BRL-01」のOEM製品で、NTT-MEでは、インターネット接続サービスを提供している側から随時仕様要求を出していきたいとしている。なお、12月中旬には4ポートハブを備えた「BA 512 SOHO」を、2001年1月中旬には、IPフィルタリングによるファイアウォール機能を強化した製品をリリースする予定だ。
(2000/10/25)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]