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■URL
http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2000NEWS/0010/1026.html
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は26日、ラジオやテレビなどで放送された楽曲やCMなどをリアルタイムでデータベース化し、インターネットを通じてリストを配信するサービスを11月に開始すると発表した。
従来は、こうしたリスト化は人手で行なうしかなかったという。これに対し、今回のサービスでは、NTT Comの開発した技術により、リアルタイムに低コストで放送をモニタリングできるようにした。まず、11月より首都圏で試験提供を開始し、2001年の3月までに主要放送局約40社の放送について「プレイリスト」を作成、インターネットを通じて放送局やレコード会社、広告代理店などに配信する。例えば、放送局がこのサービスを利用すれば、ラジオで流れた楽曲と自社のウェブサイトの情報を連動させることが可能になる。また、レコード会社にとっては、楽曲の放送状況を把握するのにも利用できるほか、放送に合わせてCDをオンライン販売することも考えられる。
同サービスは、すでにソニーの「eMarker」サービスで利用されることが決定しているという。eMarkerは、テレビやラジオで耳にした曲やCMの情報を後からウェブサイトで閲覧できるサービス。例えば、ラジオで気に入った曲が流れた際に、専用の小型端末のボタンを押すことでそのデータをが記録され、その後、専用端末をパソコンに接続、eMarkerのウェブサイトにアクセスすることで、その時に流れていた曲やCMの商品の情報が見られるというものだ。12月初旬より開始する予定となっている。
(2000/10/26)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]