|
■URL
http://ma.nikkeibp.co.jp/ (日経マーケット・アクセス)
インターネット接続プロバイダーの会員数で大手と中小の格差が広がり、無料接続サービスが急速に勢力を広げている。 ……IT関連市場データを提供する「日経マーケット・アクセス」(日経BP社発行)の調査で、こうした状況が明らかになった。
これは2000年9月末におけるインターネット接続プロバイダー(以下プロバイダー)の、ダイヤルアップ接続契約数(以下ID数)を、各社に訊ねてまとめたものだ。2000年3月の前回調査から半年ぶりの調査となる。
主な結果をまとめると、ダイヤルアップ契約数は主要45プロバイダーの合計で2,000万を突破。2000年3月末の調査と比べて400万以上の増加となり、比率では約27%の増加率となる。1999年度下半期の増加率は約23%で、2000年度上半期は前期を上回る勢いで増加した形だ。
この増加の原因は、無料プロバイダーの急成長にある。主な無料プロバイダー8社のID数が、合計で約150万に達し、前回調査に比べて約5倍の増加となっている。最も多くの利用者を集めた無料プロバイダーが「livedoor」で、この7月にID数が50万を突破。プロバイダー全体で見ても10位以内に入る躍進となった。
一方、有料プロバイダーでは、この半年の伸び率が、主要37社の合計で約20%増加している。3月調査での約21%増に比べると、わずかだが鈍化している。「OCNダイヤルアクセス」や「DION」などの大手はID数が増加したが、数万程度の中堅プロバイダーについては、逆に減少傾向も目立ち始めたという。
ID数での第1位は「@nifty」(402万)で、2位は「BIGLOBE」(327万)、3位は「OCNダイヤルアクセス」。特にOCNは半年で60万の増加となり、9月末にはID数170万を突破している。4位の「DION」は「NEWEB」分を含めて約150万となった。以下は5位「So-net」、6位「ODN」、7位「マスターネット」、8位「イサオドットネット」、9位「livedoor」、10位「ぷらら」(※MSNからの移行会員は含まず)となる。ID数100万以上のプロバイダーは、7位のODNまで。
(2000/10/31)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]