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■URL
http://www.jup.com/ (米Jupiter Research)
http://www.jupiterjapan.co.jp/press/2000_11_1.html (日本語訳のリリース)
米Jupiter Research(以下Jupiter)は、「2005年に米国でインターネットへのブロードバンド接続を行なう世帯数は2,800万世帯以上になる」と予測する調査結果を発表した。これは米国のインターネット利用世帯の3分の1以上となる数字だ。
Jupiterは、現在のブロードバンド接続サービスの伸びは、インターネットのベテランユーザーの需要によるもので、初心者を含めた市場の主流を占める世帯にはアピールしていないと捉えている。実際、ブロードバンドを選ばない主な理由として価格が高い点が挙げられており、現在のユーザーはブロードバンドのためには費用を惜しまない先進的ユーザーともいえる。しかし2005年までにはブロードバンド・アクセス技術が機能面で安定し価格も低下する見込みで、ローエンドのもので月額20~25ドル前後になり、現在のダイヤルアップ接続と変わらない価格で提供されるだろうと予測している。
また同社は、2005年までにはブロードバンド接続世帯の48%がケーブル接続、41%がDSL接続となり、米国のブロードバンド消費者市場は2分されるだろうと予測している。特定の市場ではどちらかの技術が主流を占めるが、長期的にはケーブルとDSLのサービスは共存すると見ている。
(2000/11/6)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]