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■URL
http://www.saver.ne.jp/ (セーバー株式会社)
セーバー株式会社は7日、PC用ブラウザー向けに公開されているウェブサイトを携帯電話から閲覧できるサービス「mini-it」を12月24日から開始すると発表した。mini-it上から目的のサイトにアクセスすることで、端末の種類に合わせて最適化された状態でそのサイトが見られるようになる。
メモリーの小さい携帯電話に対応するため、元となるページのデータをそれぞれ6KB以下のデータに分割して表示するようにした。具体的には、まずページ全体がキャプチャーされた縮小画像が表示され、続いてそのページ内にあるテキストや画像を選択して読み込める仕組みだ。これらのデータは、あらかじめmini-itサーバーに最適化された状態で保存されており、元となるサイトの更新頻度に合わせて最短で30分間隔で自動更新される。サーバーに保存されていないページについても、ユーザーのアクセスに応じて読みに行き、最適化した後に表示することも可能だという。
従来は携帯電話でインターネットを利用できるといっても、閲覧できるのはCompact HTMLなどで作成された専用サイトに限られていた。これに対し同社では、mini-itによって携帯電話でも「本物のインターネット」(富田拓朗代表取締役COO)が利用できるようにしたいという。ただし、その性格上、著作権の問題がクリアになっていないため、当初は提携した企業やポータルサイトなど、限定された環境でサービスを展開する考えだ。
(2000/11/7)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]