INTERNET Watch Title
Click

【サービス】

ネットプロテクションズ、ネット取引の総合代行システムを開発

■URL
http://www.netprotections.co.jp/

記者会見
ネットプロテクションズの榎本聡代表取締役社長(左)とJerome Partos取締役会長/DFグループ駐日代表
 株式会社ネットプロテクションズは7日、ネット取引に付随する決済、物流、保険、サポートなどの業務を総合的に代行するシステム「Net Protection Service」を開発したと発表した。

 Net Protection Serviceの対象となるのは、企業間(B to B)、企業対消費者(B to C)、個人間(C to C)のあらゆるネット取引。買い手からの入金を待たずに、商品配送の翌日には口座に代金が振り込まれる「ストリームオンラインペイメント」システムにより、売り手の代金回収にかかる時間の短縮とリスクの削減を実現したのが特徴だ。60万円という従来にはない高額の損害補償も用意した。また、消費者の問い合わせに一元的に対応するサポート窓口も提供する。従来の代行サービスでは、決済や配送、商品の苦情など、それぞれ内容に応じて問い合わせ窓口が異なっていたため、消費者は不便を強いられていたという。まず、C to C向けの「NPまるまる保証」を11月中に開始。その後、2001年3月にもB to C向けサービスを開始する計画だ。

 NPまるまる保証は、ネットオークションなどのエスクローサービスを提供するもの。プライバシーを保護するため、売り手と買い手が匿名のまま取引できるとともに、取引終了後はすべての情報を削除することが可能になっている。また、破損の場合の修理費や返品の際の送料だけでなく、購入者の過失による破損も一定期間まで補償される。利用料金は、取引額が3万円までが1,600円、10万円までが2,000円、30万円までが3,000円、60万円までが4,000円となっている。

 ネットプロテクションズは、日仏の貿易商社であるDFグループの事業として今年1月に設立された会社。初年度は、C to C向けエスクローサービスを中心に25億円の売上を目指す。

(2000/11/8)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp