【調査】

7ヵ国対象のWeb視聴率調査で、日本のプロバイダーが上位に登場

■URL
http://www.mediametrix.com/press/releases/20001106.jsp

 米Media Metrixが行なった国際的なWeb視聴率調査の結果で、AOLやYahoo!などの世界的なブランドに加えて、日本のプロバイダーが50位以内にランクインしていることが発表された。

 これは今年8月に、オーストラリア・カナダ・フランス・ドイツ・英国・米国・日本(計7ヵ国)の、家庭でインターネットを使用しているユーザーを対象に行なわれた調査の結果で判明した。調査対象は計13万5,360人で、国別のユーザーの割合は米国が56.2%で最も多く、次いで日本が12.0%、3番目はカナダの8.9%となっている。アクセスの多いWebブランド50位までのユニークユーザーランキングの他、1ヵ月にオンラインに接続している時間などのデータもまとめられている。集計したサイトはトップドメインまでが対象で、AOL傘下のICQなど系列のWebブランドは、1つにまとめて(この場合はAOLとして)集計されている。

 アクセス上位は国際的なネットワークを持つWebブランドばかりで、1位から順に「Microsoft Sites」「AOL Network」「Yahoo!」「Lycos」「Excite Network」がベスト5(各ブランドはグループサイトも含む)。以下「Go Network」「About The Human Internet」「AltaVista Network」「Real.com」「Amazon」……と続いている。
 国際ブランドが並ぶランキングで、異彩を放っているのが日本の大手プロバイダーの存在だ。「Nifty」が22位に登場しているのをはじめとして、50位までの間に「Biglobe」(25位)、「DTI」(39位)、「So-net」(43位)、「Hi-Ho」(48位)、「DreamNet」(表記ではmbn.or.jp、50位)と、6ブランドが登場している。米国を除く6ヵ国のローカルブランドで50位までに登場するのは、あとはドイツの「T-Online」(34位)のみだ。

 一方、1ヵ月のうちインターネットに接続する日数は、日本が平均13.9日で最も多く、次いで米国の12.7日、カナダの12.0日となっている。また1ヵ月にオンラインで費やす時間の合計は、米国が平均900分で1位、2位がカナダの647.8分、3位が日本の622.4分だ。
 この結果を発表したMedia Metrixは、「日本のインターネットユーザーは、他国のユーザーより家庭から頻繁にアクセスしている」と分析している。

(2000/11/9)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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