【新サービス】

日本IBM、大規模Webサイトの運用サポートサービスを開始

■URL
http://www.jp.ibm.com/NewsDB.nsf/2000/11132

日本IBMは大規模なWebサイトのパフォーマンス向上などを技術的に支援する「アジア・パシフィック・ハイ・ボリューム・ウェッブ・サイト・ソリューション・センター(AP HVWS)」を設立した。11月13日よりサービスを開始する。これはEビジネスの発展によって生ずるサイトのトラフィックの爆発的な増大や、B2Bサイトの複雑なトランザクションなどに対して迅速な対応を要求されるWebサイト運営側に、IBMがこれまで蓄積してきた技術や経験によるさまざまなサービスを提供するというもの。

 AP HVWSが提供する具体的なサービスは、顧客Webサイトが同時間にヒット数が集中した場合に、そのサイトがどこまで実用的な応答時間(AP HVWSでは10秒~15秒と判断している)を維持できるかなどを検証する「プロトタイピング/スケーラビリティ・テスティングサービス」、専用ソフト「Studio Page Detailer」を使用し、Webサイトダウンロード時に起こる詳細なイベントデータを時系列に表示し、パフォーマンス上の問題点やHTMLファイルの構成上の問題点を分析してレポートする「パフォーマンス・チューニング/分析サービス」、顧客Webサイトのハードやソフトの構成が、どこまでのアクセス数に耐えられるかの予測値を出したり、予想されるアクセス数からどのようなハードおよびソフト構成にしたら良いかの予測値を出す「キャパシティ・プランニングサービス」となっている。また、顧客にWebサイト運営/構築をより理解してもらうために、ページデザインやファイルのシステムなどを勉強する2日~3日間程度のワークショップも開催する。

 今後のサービスの展開としては、2001年内にユーザーのWebサイトのモニターや、プランニングからモニタリングまでのトータルコーンサルティングなどを開始する予定。また、アジア太平域地域を対象としたサービスも2001年内に開始する予定だ。

(2000/11/13)

[Reported by tanimoto@impress.co,jp]


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