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オンラインマガジンとは呼んで字の如し、ネット上で読める雑誌だ。所謂書店に並べるような雑誌を出版するのは大変だ。雑誌コードをとり、印刷をし、書店のスペースを確保して販売するには膨大なコストと手間がかかる。しかしネット上では印刷や販売スペースの確保といった手間をかけることなく自由に情報を発信できるため、インターネットの普及と歩調を合わせるように、数多くのオンラインマガジンが登場した。ミニコミ誌がマスに向けて発信する力を得たと言うわけである。
ところがドッグイヤーと呼ばれるインターネット業界。さまざまな企業がEコマース、デジタル事業に乗り出し、当然その波は出版業界にも押し寄せている。出版社が自社のサイトを持つことはもちろん、「雑誌のオンライン版」というメディアも数多く誕生している。将来的には分からないがネットの世界は無料であるという意識はまだまだ強い。そして出版社が発信するオンラインマガジンもほとんどの媒体が無料で読めるものだ。
しかし「記事を売る」ことを生業としている出版社が創るオンラインマガジンとは一体どういう存在なのだろうか。特色あるオンラインマガジンを発行している4社の取り組みを見ることによって、紙媒体から生まれたオンラインマガジンの意義と可能性を探ってみたい。
●ネット世界のベストセラー雑誌を目指す~Web現代
「Web現代」
社会・経済・芸能などありとあらゆる分野を網羅した総合雑誌。 矢作俊彦、大橋巨泉、唐沢俊一、立川談志など個性的な作家たち による 連載記事も多数。毎日(平日)更新。
創刊してわずか1年で通算1億5千万PVを記録したオンラインマガジンが「Web現代」だ。その名前から「週刊現代」のオンライン版とよく間違えられるそうだが、研究・準備に約1年を費やし、講談社の新雑誌として創刊された新規媒体である。コンテンツはすべてオリジナルによるもので、創刊第1号では「全日空機ハイジャック事件」で独占入手した機長と犯人とのやりとりを録音したテープを公開するなど、センセーショナルな登場が話題を読んだ。週刊誌の中吊り広告を思わせるトップページのデザインも印象的である。創刊当初は「週刊現代」の読者層と重なる20代から40代前半の男性がユーザーの大半だったそうだが、「回転寿司占い」などのキラーコンテンツの登場により、現在では女性ユーザーが全体の3割を占める。
「雑誌だと読者層を絞った記事作りをしますが、Web現代では老若男女を問わず、人が興味を持つコンテンツはどんどん作って行こうと考えています」(Web現代編集部 服部氏)
■Web現代の収益構造は?
この基本方針を元に「Web現代」では過去1年間でネットで行なえることはチャット以外すべて実験してみたという。その中で培ったノウハウを使って2001年からはある程度力を入れて続けていくコンテンツと、そうでないものとを区分けしていく。雑誌サイトとは思えない巨大メディアに成長しているWeb現代だが、気になる収益の方はどうなのだろう?
「収益の柱は4つあります。1つ目はデジタルコンテンツを売ること。写真家の宮澤正明さんの『電脳写真館』は月額1,000円のコンテンツですが、Web現代で一番人気のあるコンテンツです。また、新しく立ち上げた若者向けの『e-manga』というオンライン漫画雑誌も課金です。2つ目は広告。広告の中にもバナー広告と雑誌とのタイアップ記事。それからテレビ番組のスポンサーと類似した、Web現代のコンテンツそのものにスポンサーをつけるといったタイプの3種類があります。版画家の山本容子さんのコンテンツにはキリンがスポンサーに付いています。広告に関してはこのスポンサー型に力を入れていますが、バナー型にも可能性はあると思っています。3つ目は物販です。嵐山光三郎氏が推薦する商品を売ったり、山本容子さんのアクセサリーや版画を売るといったことをしています。ただ物販に関して大きな利益を上げるのは難しいと考えていますので、ファンサービスの一環です。4番目は雑誌・書籍を売ること。人気のあった回転寿司占いなどを単行本化しています。我々は出版社ですから、人気のあったものは本というパッケージにして売り出せばいいという自然な図式です」(服部氏)
■業界標準が出来ていないからこそ、オンラインマガジンの仕事は面白い
Web現代ではデジタルコンテンツの売上だけでも通算で5千万円を突破している。ネット上の課金にまだまだ抵抗がある中でこれは高い数字だ。回転寿司占いは単行本も重版が間近で、キャラクター・グッズの販売も予定され好調なビジネス展開を見せている。とはいえ、これまでかかった製作費や人件費と考えるとまだまだ黒字展開とはいかない。今後は一日も早く黒字にしていくために、コストパフォーマンスを考えた企画を練る方向になるという。
また、オンラインマガジンの世界は業界水準が出来ていないだけに、編集者である服部氏の仕事はメーカーやプロバイダーから持ちかけられる新規事業提携などの打ち合わせ、社内での布教活動など多岐にわたる。
「いまは仲間を作るしかないと思っています。Web現代とは別に、講談社全体のポータル的な役割を担うようなオンラインマガジンの構想も持っているんですが、それぞれの雑誌とうまく連携していくために、互いの利害を束ねていかなければならない。やることは山積みですよ。俺は編集者なんだから編集だけさせろ! なんて思う時もありますが、いろんな仕事ができるということでもネット事業は面白いし、編集者としても面白いコンテンツにはすぐに反応が返ってくることにやりがいを感じますね」(服部氏)
シドニーオリンピックで篠原選手が金メダルを取れなかった時には編集部の数人のスタッフと義憤にかられて「彼が金か否かという投票コーナー」を作ったという。このコンテンツは数日で2万票を集めたというが、非常にネット的な試みである。
■“編集者”の能力が問われる時代に
「紙の世界ではインフラを完全にアウトソーシングしていた。ネットによって、出版社はある種BtoCの世界を手に入れたのかもしれない。ただし、下手をすると単なる編集プロダクションになってしまう。強力なインフラや課金システムを持ったプロバイダーなり印刷会社から『講談社さんにはいくら支払うからこういうコンテンツを作ってください』とこちらがアウトソーシングされてしまう危険性もはらんでいると思うんです。そこで我々編集者は主体性を守るために何を防衛線にするかというと、作家なりライターなりとのせめぎあいができるかってことなんです。作家とどっぷりつきあって夜中でも携帯一本で赤坂や銀座に行ってバカ話をしたり、『この原稿違いますよ』って言えるかどうか。プロバイダーや商社の人にはそれが可能かというとできるわけはない。これからもいろんな雑誌がネットに乗り出していくことは間違いないと思いますが、自分たちが編集者であるということを見失なわず、本業(出版)を有機的に盛り上げる道具としてネットを利用していけばいいだろうし、面白いコンテンツを作ってユーザーのソムリエ的な存在としての役割を担いたい。ようやくその時代がやってきたんじゃないかと感じています」(服部氏)
Web現代編集部 服部徹氏 |
●国際的な編集ネットワークを活かした誌面作り~ELLE online
「ELLE online」
世界的な女性雑誌「ELLE」のオンライン版。パリ・コレ速報や美容ライターによるコスメ連載記事などが人気。毎日更新。
ファッション雑誌や女性誌も次々とネットに進出し始めているが、いち早く1996年からオンラインマガジンを創刊し、今なお先駆者的存在である「ELLE online」。雑誌で養った圧倒的なブランド力を活かした「パリ・コレ速報」や一流ブランドのファッション撮りおろし企画などのコンテンツが強みだ。そして特筆すべきは世界各国にネットワークがあることだろう。例えばELLEにはオンライン部隊というものがちゃんと存在し、パリ・コレの取材であれば、オンライン版のパリコレ部隊が取材した写真データなどはデータベース化され、フランスのサーバーにアップされる。それを各国のELLE onlineの編集者たちがFTPでダウンロードして使用するというのだ。このあたりのシステムはインターナショナルな雑誌「ELLE」ならではだ。
■各国でノウハウ・情報を共有し、統一ブランドイメージを守る
雑誌ELLEは全世界に編集ネットワークがあり、各国で編集・発行されているが、「ELLE online」も現在世界14カ国に存在し、来春には20カ国に増える予定だ。今年に入ってフランス本社でも正式にオンラインでもネットワークを強化、連携を深めていく方針が決まり、この10月には各国のWeb編集者が集まって今後のガイドラインなどを検討しあう国際会議が開かれたばかりだという。
「とにかく情報は共有していこうとしています。どの国で取材した情報でも、各国で使用できるようなシステムを築こうとしていますが、どの記事を使うかはその国の判断にまかされています。写真・ビデオ素材も共有するために、エクストラネットの構築をすすめています。また、各サイトでELLEのイメージや基本的な構造を統一することも決まっています」(ELLE online編集部 影山さん)
今後も国際会議は年1回開かれる予定で、各サイトは情報交換を行なうそうだ。また、情報やノウハウの共有はしていくが、編集方針は各国の采配に任されている。例えばフランスやアメリカではELLE onlineをポータル的な存在にしていこうという動きになっているが、日本ではあくまでもファション、美容、ライフスタイルを中心としたデスティネーション・サイトを目指す。
■雑誌のELLEよりも、読者に身近な存在でありたい
「ELLEというカラーを大事にしたいなと考えているので、ポータル化は視野にありません。雑誌のELLEは少々尖っていますが、そのトレンド性は保ちつつ、もう少し身近で実用的な内容も提供していきたい。例えば同じファッションでも、雑誌は美しいビジュアルを中心に、オンラインではもう少し具体的なアイテムをピックアップして紹介するなど。それから情報のクオリティは守りたいですね。お店のナビゲーションにしても、ポータル的なサイトだとたくさん情報は載っているけれど当たり外れがあるものです。でも、ELLE onlineで推薦していたお店なら絶対大丈夫と思ってもらえる記事を載せていきたい」(影山さん)
ELLE onlineの収益は現状は広告売上に依存しているが、昨年あたりからコスメ系のタイアップやアパレル系のタイアップも増え始めているという。ELLE本誌とELLE onlineは常に協力体制にあり、本誌の企画のための調査をオンラインを利用して行なったり、本誌の広告主がオンラインでもタイアップを行なったりしている。
今後のサービス展開としては、12月にELLE onlineの会員データベースをスタートし、クライアントに対するマーケティングやブランディングをバックアップできるようなシステムの構築を進めていく。また、携帯端末への情報配信サービスなども予定している。
ELLE online編集部 影山桐子さん |
●2002年のワールドカップに向けてコンテンツの強化を図る~Number Web
「Number Web」
雑誌Number同様、読ませる記事が人気のスポーツマガジン。12月からはヨーロッパサッカーに特化した独自企画コーナーを開始予定。
“じっくり読ませる記事”で熱狂的な読者を持つスポーツ雑誌「Number」。1999年の6月に創刊した「Number Web」でもそのスタイルは崩さない。本誌のクオリティーをキープするため、Web上でも雑誌で認めたライターにしか執筆を許していない。Number Webの編集者も本誌と同じスタッフだ。
■キャプション1つにも想いをこめた記事作りを
「本誌では“キャプション1つにも魂をこめる”というこだわりを守っています。例えば高橋尚子が金メダルを取ったという事実だけを知るなら、ニュースサイトで充分なわけですよ。そこに意味付けをし、どういう風にこの結果を見るか読者にナビゲーションするのが我々の仕事です。オンラインマガジンでもそういった丁寧な記事作りと細部へのこだわりを守りたいと思っています。Cookieなんかで調べればわかると思いますが、うちのサイトはよそに比べて、ユーザーの滞在時間は長いと思いますね」(Number編集部 山崎氏)
ビジネスの部分では現状の利益はバナー広告によるものだけだが、スポーツグッズやチケットを購入できるようなEコマース、携帯へのニュース配信などを検討している。
「僕としては過去の記事を課金で販売するのもアリなんじゃないかなと考えているんです。というのも、Numberはバックナンバーの売上もバカにならない雑誌なんですよ。田村亮子の過去のインタビュー記事を読みたいとか、これまでのサッカー特集を全部買いたいといった問い合わせがよくあります。そのため、バックナンバーが在庫切れになることも多い。そういった過去記事をWeb上にストックしておいて、必要な記事だけ低料金で提供するといいのではないかと。あくまで僕個人の意見ですが」(山崎氏)
■2002年のワールドカップでは雑誌・オンライン両分野を制覇したい
Number Webでの人気コンテンツは本誌発売から1週間遅れで掲載されている特集記事だが、本誌でフォローできなかった部分を付け足したり、掲載できなかった写真を載せるなどの再編集を行なっている。
「本誌ではページの取り合いになってしまうんですが、Webのいいところはスペースに制限なく増殖できるので、伝えきれなかった部分を追加しています。また、雑誌の中でバラバラになっていたページを束ねたり、雑誌では1つの記事だったものを逆にバラすといったこともあります。それからWebでは浦和レッズやバスケットボールの記事など、本誌で取り上げるには少々マニアックなネタも追っています」(山崎氏)
編集の真摯な姿勢がユーザーに伝わっているのだろう。今年のシドニーオリンピック開催期間は一日に40万PV、最高で50万PVを記録。また、米国の調査会社Nielsenの「シドニーオリンピックのサイト評価」調査によると世界9位。日本ではYahoo! Sports 、nikkansports.comに次いで3位。いちスポーツオンラインマガジンとしては快挙と言える。
「'98年のワールドカップの時、雑誌の売上はNumberのひとり勝ちだった。2002年のワールドカップでは雑誌とオンラインの両方で圧勝したいですね。今は速報ニュース的な部分が弱いですが、今後はそういった部分を強化してNumber Webをスポーツの中のポータル的な存在にしていきたいと思っています。最近では『rivals japan』や『sportsnavi.com』などのスポーツサイトが立ち上がっていますが、うちは豊富にある写真と読ませる記事で勝負するつもりです」(山崎氏)
Number Web編集部 山崎淳氏 |
●アナログとデジタルは意外に相性がいい!?~Web本の雑誌
「WEB本の雑誌」
本を愛する人のための雑誌「本の雑誌」のオンライン版。北上次郎氏=目黒考二氏が相談員の1人になっている「読書相談室」コーナーが人気。
ただでさえ活字離れの進む世の中で、ベストセラーを推薦するならともかく、目立たないけれども良書だという作品を誌面で紹介するという、本好きの編集者による本好きの読者のための雑誌が「本の雑誌」だ。この非常にアナログテイスト豊かな雑誌が今年9月にオンラインマガジンを創刊した。オンライン書店の台頭などにあわせた満を持しての登場とも言える。
「時流に乗ったと思われるのも嫌なんですけど、結果的にそうなったんでしょうかね。『WEB本の雑誌』は本誌のPRの為に立ち上げました。弊誌は日本中どこでも購入できる雑誌というわけではないので、少しでも売上に貢献できればと考えてます」(WEB本の雑誌編集長浜本氏)
■Web版でも本誌が持つテイストを崩さないアナログ風味が人気の秘訣
「WEB本の雑誌」のコンテンツはオリジナルの読み物でほぼ構成されている。雑誌で連載されている「新刊めったくりガイド」の過去5年間の記事が読めるようにはなっているが、雑誌掲載から1年以上経ったものでないと載せない方針だという。
「紙の記事を載せてしまうと、本誌を買わない人が出てきてしまうと困るのでそうしています。また、『本の雑誌』は活版で作っているので、過去の記事を掲載する時はわざわざ入力し直さないといけない。それが面倒なのもWeb版をオリジナルコンテンツにしている理由の1つです(笑)」(浜本氏)
Web版のデザインも雑誌のテイストを活かした作り。そのアナログ的味わいがネットでも大きな存在感を持つためか、立ち上げから2ヵ月で月のPVは10万を突破する人気ぶりだ。各方面からの取材も多く、広告も序々に入り始めているという。また、今後のビジネス展開として、日販の「本やタウン」と提携し、「WEB本の雑誌」で推薦した本をネット上で買えるサービスを展開することが決まっている。さらにWeb上での人気連載を書籍として販売することも考えている。
「ネットで連載している『ウエちゃんのタクシー日記』は本誌の読者ページである『三角窓口』に載っていて人気があるんですが、雑誌で連載記事にしようと思ったら勇気がいります。でもウェブでは気楽に始められるところがいいですよね。人気コーナーなんで単行本にしたら売れるんじゃないかなと考えています。また、素人の方に単行本と文庫の新刊紹介記事を書いてもらうコーナーを始めます。優れた書き手がいれば、本誌への執筆もお願いしようかと考えています。いわゆるライター発掘の一環ですね」(浜本氏)
■Web版だからこそ、実現した日本読書株式会社
いま一番人気のあるコンテンツは読者からの本の相談に答える「読書相談室」。このコーナーは「本の雑誌」発行人である目黒考二氏の“読書するだけでお金を稼ぐ”という若い頃から夢“日本読書株式会社”の設立実現に近い形になったという。
「目黒の考えていた日本読書株式会社というのは、会員制システムになっていて、例えば時代小説課のように課ごとに分かれた部員が会員からの本の質問に答えてお金を儲ける会社なんです。『読書相談室』でも相談1件いくらとお金を取れればいいんですけどね。ともあれ、感謝のメールを頂いたり、読者の方の反応が早いのは嬉しいですよ。これまでは相談のハガキを頂いても、読者コーナーなどでお答えするまでに2ヵ月位はかかっていた。でもネットだと遅くとも2週間で返答できます。ネットだからこそできた企画ですね。ネットを始めてからまだ2ヵ月しか経っていないので、実際どれくらいのPR効果があるかはわからないのですが、とりあえず定期購読の申し込みのメールが2通来ました(笑)。これで本の雑誌を買わなくて済みますって言うメールが届いた時は辛かったけど(笑)」(浜本氏)
このほか、Webを見てオーストラリアから定期購読を希望してきた人と営業部の女性が手紙のやりとりをするうちに友情を育んだなどといったほほえましいエピソードの多い「WEB本の雑誌」。オンライン書店の台頭といい、オンデマンド出版といい、アナログである書物とデジタルは意外に相性がいい。IT化だブロードバンドだと忙しないネット社会の中にあっても独自のスタイルを確立し、全国の読書好きユーザーのために存在し続けて欲しい。
WEB本の雑誌編集長 浜本茂氏 |
●その他の主なオンラインマガジン
■Web新潮
http://www.webshincho.com/index.html
出版社が配信するオンラインマガジンの老舗。ハイパーテキスト小説や自動ページめくりによるWeb漫画など、オンラインマガジンの可能性を追求しつづける。連載陣は水上勉、井上夢人、松本零士など。水上勉氏の文章から「メルトモ」という文字を見た時の衝撃は忘れられない。
■Newsweek日本版
なんといっても1週間前の本誌記事を無料で読めることが便利。ついつい買い忘れた人はWebを見よう。毎日更新される「今日のワシントンポスト」コーナーでは、ワシントンポストのヘッドラインの邦訳が読める。
■dancyu ONLINE
http://www.president.co.jp/dan/
料理雑誌「dancyu」のオンライン版。雑誌に掲載されたレシピを検索できるのが便利。英語版もある。
■WEB噂の真相
森首相の「売春検挙歴」裁判では首相を名誉毀損で反訴するなど、相変わらず業界の台風の目的存在「噂の真相」のオンライン版。「本誌にのらなかった一行情報」は必見。
■ウルトラサイゾー
http://www.ultracyzo.com/index.html
最近では小気味よく(?)IT業界をめった斬りしてくれる「サイゾー」。Web版でも随時更新されるニュース記事「CCIA」や本誌のボーナストラック版「HANAO」など、読み応えたっぷり。
■~番外編:ポータル的なサイト~
オンラインマガジンとはまた違うポータルサイト的な方向性のマガジンハウスとスターツ出版。雑誌のブランドイメージを使った幅広い情報発信が人気を集めている。
http://www.magazine.co.jp/ (マグネットカフェ)
http://www.ozmall.co.jp/ (オズモール)
(2000/11/13)
[Reported by tanimoto@impress.co.jp]