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【業界動向】

米QUALCOMMが5億ドルのベンチャー投資組織を設立
CDMAと無線インターネットに投資

■URL
http://www.qualcomm.com/cda/pr/view/0,1565,436,00.html
http://www.qualcomm.com/ventures/

 携帯電話技術開発の米QUALCOMMは14日、CDMAや無線インターネット分野のベンチャー企業専門に投資を行なうための組織「QUALCOMM Ventures」を設立したことを発表した。QUALCOMM Venturesは今後4年間に渡って5億ドル規模の資金を投資する。

 企業への投資額は1,000万ドル規模で、企業のアーリーステージからミッドステージへの投資を検討している。また投資を受ける企業は資金だけでなく、QUALCOMMの有する技術開発の経験や資産へのアクセスを許され、QUALCOMMと戦略的な提携関係にある他の企業からの協力を得られる可能性がある。

 QUALCOMM Venturesが投資する分野は通信デバイスとその応用分野、無線通信部品と無線通信インフラ、インターネットインフラ、インターネットコンテンツとサービス、そしてこれら全てを補完する技術となっている。

 QUALCOMM Venturesを監督するのはQUALCOMMのビジネス開発担当上級副社長、Jeff Jacobs氏で、彼は現在QUALCOMMの投資戦略や提携関係、新規事業戦略を担当している。また過去には電子メールソフトのEudora製品の監督を任されていた。

 Jacobs氏は今回のこの決定について「無線技術とインターネットの融合によって新しい製品、アプリケーション、サービスのための機会が開かれた。我々はこれらの技術革新を助けるのを楽しみにしている」とコメントした。

 なお、QUALCOMM自体はQUALCOMM Venturesの活動に影響されることなく、CDMAを世界的な規模で発展させていくために、今後も株式公開企業への投資、ジョイントベンチャーの結成など大きな投資案件に関わっていく。

(2000/11/15)

[Reported by taiga@scientist.com]


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