【ウィルス】

英GFI、HTMLメールによる「Romeo & Juliet」ウィルスを警告

■URL
http://www.gfi.com/press/avhtmlwppr.htm

 ウィルス対策用のゲートウェイソフトを提供する英GFIは17日、電子メールによって広がるウィルス「Romeo & Juliet」を発見したと発表した。同社は、既存のウィルス対策ソフトでは検出できない危険なウィルスだと警告している。

このウィルスは、危険なコードを含むHTMLメールによって広がる。このファイルには、「My Romeo」と呼ばれる実行ファイルと「My Juliet」と呼ばれるヘルプファイル(拡張子.chm)が含まれており、HTMLコードが自動的に実行ファイルを実行して発症する。また、オープンな中継サイトへと接続して感染を広げている。

 GFIのCEOを務めるNick Galea氏は「Romeo & Julietウィルスからネットワークを保護するには、コンテンツをチェックする電子メール用ゲートウェイを使って、サーバーレベルで遮断するしか方法がない」と警告。さらに「当社製品の『Mail essentials』を使えば、HTMLスクリプトや実行ファイルなどを含むあらゆるメールを除去するよう設定することが可能だ」とアピールしている。

(2000/11/20)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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