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丸紅、丸紅系のマンション管理会社ベニーエステートサービス、丸紅系のCATVインターネットサービス会社インターラクティブケーブル通信(ICC)の3社は20日、マンション住民向けのポータルサイト「まちぷら」を共同で開設すると発表した。
まちぷらでは、住民から選ばれた“特派員”が、レストランの試食レポートやおすすめスポットの紹介、商品のモニターなどを行なって、利用者の視点に立った情報を提供する。また、生鮮食料品の宅配サービス「おかいものねっと」や出前サービス「でまえや.com」と提携してECサービスを提供するほか、無料オンライン健康相談サイト「バーチャルドクター」や出産/子育て支援サイト「ベイビーパラダイス」などの独自の医療コンテンツも提供する。さらに、マンション内のコミュニケーションツールも試験運用し、管理組合からのお知らせや議事録、行事予定などを簡単に発信できるようにする。まず、東京都杉並区と世田谷区にある丸紅のマンション「ファミール」とその周辺住民向けのサイトを21日より試験提供する。
ICCではこれまで、神奈川県横浜市や千葉県習志野市など、丸紅系列のCATV局においてインターネット接続サービスを提供してきた。これに加えて、丸紅が提供する新築マンションにおいても常時接続サービスを提供することになったため、マンション住民向けのコンテンツ提供も行なうことになった。まちぷらでは、地域向け広告やECの手数料収入などを見込んでおり、試験サービスの結果をふまえながら、大都市圏を中心とした大規模地域ポータル事業を検討するとしている。
(2000/11/20)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]