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調査会社の米IDCは27日、世界中に広がりつつあるeマーケットプレイスに関する調査報告書を発行した。
それによると、eマーケットプレイスのためのシステム開発やホスティングなどを提供している、いわゆるeマーケットプレイスサービス自体の市場は速いスピードで広まりつつあり、1999年で市場規模が25億ドルだったのが2004年には150億ドル規模になることを予測している。しかしながら、現在のeマーケットプレイスサービスのほとんどの売り上げはeマーケットプレイス自体から生じており、今後この状況はeマーケットプレイスに参加するクライアントへ提供するサービスが増えることで変化していくと思われる。
こうした動きについてIDCの上級アナリストLeo Lipis博士は「eマーケットプレイスにサービスを提供する企業にとって一番大きなビジネスチャンスは、市場参加者の内部システムをeマーケットプレイスのそれと統合することにある。eマーケットプレイスとの統合によってサプライヤーと買い手との関係が密になり、関係者がプロセスを流動化し、経費の削減につながるからだ」と指摘。
さらにeマーケットプレイスサービス企業の在り方について「ある分野に特化したコンサルタントやアプリケーションホスティング、管理サービスなどのためにわずかな隙間は残されてはいるものの、市場シェアを得て維持することができるのは、(eマーケットプレイスとの)統合サービスを遂行できる企業だろう」と指摘した。
(2000/11/28)
[Reported by taiga@scientist.com]