【業界動向】

VeriSignなど3社がXMLを用いた自動電子認証フレームワークの仕様を発表

■URL
http://www.verisign.com/press/2000/vs_xmlxkms.html
http://www.verisign.com/press/2000/vs_xml.html
http://www.verisign.com/developer/xml/index.html

 米VeriSign、米Microsoft、米webMethodsの3社は29日、XMLを使って電子認証システムや暗号化ソフトをWebベースのEコマースアプリケーションに組込むためのフレームワーク「XML Key Management Specification(XKMS)」を発表した。

 XKMSを使うと、どのようなPKI(公開鍵インフラ)製品、サービスを使っていても相互に接続するような安全でオープンなB2B、B2Cアプリケーションを構築することができるメリットがあるという。従来は、特別のツールキットをPKI業者から購入し、機能の一つとして電子認証機能を組み込むしかなく、他のPKI業者のフレームワークとは互換性が取れなかった。しかし、このXKMSでは、これら電子認証機能がサーバーの中にあり、アプリケーションはXMLを使って問い合わせることだけでこうした機能を使うことができるようになる。

 このXKMSの意義についてVeriSignのCTO、Warwick Ford氏は「次世代のEコマースアプリケーションが本当に金額の高い決済を行なおうと思うのならば、デジタル鍵のオンライン認証、デジタル署名、そしてデータ暗号化の扱いは組み込みが簡単で、他のさまざまなエンタープライズアプリケーションと相互接続しなければならない」と述べた。

 3社では、XKMSを今日公開すると共に、適切なWeb標準化団体に送致し、オープンなスタンダードとすることを目指す。またMicrosoftはXKMSをMicrosoft.NETに含めることを明らかにしている。

(2000/11/30)

[Reported by taiga@scientist.com]


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