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■URL
http://www.ebookjapan.co.jp/
http://www.10daysbook.com/
画像データで扱うことで、文字の書体やレイアウト、挿し絵も元の本と同じように再現できるようにした。シャープの開発した独自の圧縮フォーマットを採用、ふりがななどの細かい文字もはっきりと表示できるという。当面はコミックと読み物を中心とするが、今後は写真集や美術書なども電子化していきたいとしている。
その一方で、1冊のデータはマンガで15MB前後、テキスト中心の小説でも6~9MBと巨大になってしまう。これに対し同社では、書籍データそのもののオンライン配布は当面メインとしないことにした。暗号化したデータをCD-ROMやDVD-ROMに収録、雑誌の付録などとして配布する。ユーザーは、読みたい本の購入キーをウェブサイトから購入することで、その作品を読めるようになる。作品の一部分は、購入しなくても、“立ち読み”可能だ。
なお、EBIの電子書籍販売サイト「10daysbook」上でもデータのダウンロード配布は行なうが、現時点での対象はあくまでもCATVやADSLなどのブロードバンドユーザーに限定。一般ユーザーには、主に雑誌やパソコンへのバンドルを通じて配布するほか、来春にはコンビニ店頭のキオスク端末での販売など、多チャネルで展開していく考えだ。
閲覧には専用のビューワーソフトが必要で、現在、Windows 98/NT/2000用とWindows CE用が用意されているほか、Macintosh用も準備中。価格は1冊300円程度で、決済方式はNTTコミュニケーションズのCalleのほか、WebMoney、BitCashに対応している。
(2000/12/8)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]