【新サービス】

日商エレクトロニクス、Webパフォーマンス測定サービスを開始

■URL
http://www.webmajin.com/keynote/service/index.html (サービス概要)
http://www.i-p-net.co.jp/ (アイピイ・ネット)
http://www.keynote.com/ (KEYNOTE)

日商エレクトロニクス・インターネット事業推進部長 宗尾司氏

 日商エレクトロニクス株式会社は、米国Keynote Systems社と日本での販売契約を締結し、Keynote Systems社の「Webパフォーマンス測定サービス」を12月18日から提供する。パフォーマンス測定などのサービス面はKeynote Systemsが担当、日商エレクトロニクスは販売面を担当する。また、同サービスを通して、株式会社アイピー・ネットとネットワークコンサルティング事業で協業を行なう。

 「Webパフォーマンス測定サービス」は、「Agent」と呼ぶ測定機器から、顧客が指定したWebサイトまでの応答時間を定期的に測定するサービスだ。なお、同サービスはISPから指定サイトまでの時間を測定するので、端末からISPまでの応答時間は含まれない。日本では、東京のIIJ、PSINet、NTTPCコミュニケーションズの接続拠点に「Agent」を設置し、2001年には東京で1箇所、大阪で1箇所を追加する予定だ。

 「Webパフォーマンス測定サービス」で提供されるのは「keynoteパースペクティブ」と「トランザクション・パースペクティブ」の2つ。「keynoteパースペクティブ」は任意の1ページもしくはページ内の1部品について設定した時間ごとに24時間測定するサービス。基本的な設定時間はページが60分、1部品は15分間隔だが、頻度を上げることも可能だ(ただし、別途料金加算)。利用料金は日本に設置された3箇所の測定地点から調べる「Japan Country Plan」が月額2万5,000円/ページ、アジア極東地域の6拠点から調べる「Regional Plan」が月額3万円/ページ、アジア・太平洋地域の20拠点から調べる「Asia Pacific Plan」が月額10万円/ページ、世界各国に設置された100箇所から調べる「Global 50 Plan」が月額25万円/ページ。「トランザクション・パースペクティブ」は株価情報検索など入力やデータベース処理を伴うページを60分間隔で測定するサービス。測定拠点は東京IIJのみ1箇所で、料金は月額12万8,000円/5ページとなっている。

 両サービスによる測定結果は、前日分の測定結果が電子メールで毎日報告されるほか、ユーザーが設定した時間内にWebサイトが稼動していない場合にはすぐアラームメールでユーザーに連絡するサービスも提供する。このほか、Keynote Systemsのホームページをアクセスすると、ライバル他社のWebパフォーマンスが見られたり、時間帯・地域・ISP別の比較表や業界標準のパフォーマンスとの比較表などのレポートも見られる。

 日商エレクトロニクスでは、日本市場の需要動向を睨みつつ、ストリーミングやオーディオの質を調べるサービスやロードテスティングなどを開始する予定だ。初年度1億円、3年後には4億円を目標とし、「グローバルな視点でのインターネットコンサルティングを行なっていきたい」としている。

(2000/12/15)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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