【業界動向】

NTT東西、DSL接続料を補正、フレッツ・ADSLも月額4,600円に

■URL
http://www.ntt-east.co.jp/release/0012/001215.html (申請補正リリース)

 NTT東西は15日、電気通信審議会から郵政省に対して11月に申請した料金を変更すべきとの答申がされたことをうけ、DSL接続料金の補正申請を行なったと発表した。補正申請に伴い、NTT東西が12日に届出を行なったフレッツ・ADSL料金についても届出の補正を行なっている。

 郵政省では、NTT東西地域会社が認可申請したDSL接続料金について電気通信審議会(郵政省の諮問機関)からNTT東西が示した月額410円からさらに引き下げ月額187円とすべきとの旨の答申をうけた。NTT東西は11月、現行800円の接続料を410円に値下げする認可を申請していた。しかし、DSL事業者は「不必要な経費が計上されている」「算出理由が不明瞭」などと痛烈に批判し、13日に行なわれた公聴会も物別れに終わっていた。郵政省が、高い接続料によりサービス普及の妨げられているとのDSL事業者側の主張を受け入れた格好だ。

 NTT東西ではこの答申に伴い、電話重畳する場合で月額410円から187円に補正し、新たに料金請求・回収費用として月額128円/請求書(80回線ごと)、DSL回線申込手続きとして800円/回線(申込時のみ)、故障受付を希望する事業者に対しDSL回線故障対応機能として月額41円/回線を設定した。

 また、この補正に伴い、12日に発表した「フレッツ・ADSL」を月額4,800円から4,600円に(電話重畳、加入者電話の基本料金とISP料金は除く)、「ADSL接続サービス」の料金も第2種タイプ1-2のサービス(DSLプロバイダーがDSL装置とスプリッタを設置するサービス、電話重畳あり)で月額500円から300円に引き下げる。なお、「フレッツ・ADSL」及び「ADSL接続サービス」の初期費用として、契約料800円を新たに追加した。 なお、26日の本格提供は予定通り行なう。

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(2000/12/15)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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