【業界動向】

アットホームジャパン、米Centerseat社と提携
同社の広帯域コンテンツを@NetHomeユーザーに提供

■URL
http://www.jp.home.com/ (アットホームジャパン)
http://launch.centerseat.com/ (Centerseat)

アットホームジャパンの廣瀬社長  アットホームジャパン株式会社は、米国のコンテンツプロバイダーであるCenterseat社との提携を発表した。これにより、Centerseat社のブロードバンドコンテンツの日本での配信を開始する。

 Centerseatは1999年4月に設立、現在年間1億ドル以上を売り上げるコンテンツ・プロバイダーだ。Eコマースとストリーミングといった複数の要素を1つのWebページに盛り込んで各要素を連携させ、ブロードバンドの特性を生かしたコンテンツを得意としている。音楽のライブストリーミングから、そのまま好きな曲のCDを購入する、といった機能を提供できるわけだ。また、コンテンツの制作から運営・ホスティングまでのソリューションプロバイダーとしても知られてている。現在、顧客企業にはWalt Disney Pictures、Pepsi、Chryslerなどが名を連ねている。

 今回の提携では、まずCenterseatのコンテンツを、12月中に日本のユーザーに向けて配信開始する。その後、Centerseatのコンテンツ制作ノウハウを生かした番組制作や、コンテンツ制作用プラットフォームをライセンス化して、アットホームジャパンを通じて他社へ提供するといった事業を行なっていく。すでに国内大手企業数社とのパートナー契約交渉が進んでいるという。
 アットホームジャパンの廣瀬禎彦社長は「今年6月から本格的なサービスを開始したが、そのとき予定外の事態として出てきたのが、ブロードバンドコンテンツへの要求だった。広帯域の上を流れるものとして、適切なものがほとんどなかったといえる。そのときにテレビ番組で偶然Centerseatのことを知り、それから1週間後には、Centerseatのスタッフと対面していた。彼らと共同で、ようやくこれぞブロードバンドというコンテンツを持ってこれる」と、意気込みの強さを語った。

(2000/12/19)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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