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【業界動向】

米Yahoo!、オークションへの出品を有料化

■URL
http://docs.yahoo.com/docs/pr/release675.html

 米Yahoo!は2日、Yahoo! Auctionの出品に対して出品料を課金すると発表した。出品者が設定したオークションの開始価格と最低落札価格により、段階的な出品料が課せられる。導入は10日からの予定。

 開始価格に応じて0.20ドルから1.50ドルまで4段階の基本料金を徴収し、さらに最低落札価格を設定した場合には同じくその価格に応じて0.40ドルまたは0.75ドルが上乗せされる仕組み。他のオークションサイトとは異なり、最終価格に対する課金や落札価格の数パーセントを徴収する方式ではない。Yahoo!のネットワークサービス部門担当シニアバイスプレジデントであるTim Brady氏は、「売り手にとっても買い手にとってもサービスの向上をもたらす」としている。

 料金の清算は、月末にその月分がまとめてYahoo! Walletに課金される。なお、出品料の導入にともない、落札者が代金を支払わないといったトラブルへの対応も強化する。簡単に申請できる苦情受付機能を用意し、落札者不払いの際には、出品料の分のクレジットがフィードバックされるようにする。

 同社ではまた、コマース事業におけるガイドラインの変更についても発表しており、オークションをはじめ、ショッピング、広告など、同社の提供するあらゆるコマース事業において、暴力(violence)や憎悪(hatred)を促進したり賛美するような団体と関連するものを排除する。具体的には、ナチスやクー・クラックス・クラン(KKK)がこれに含まれるという。これを受けてYahoo! Auctionにも、出品物がガイドラインに沿っているかどうかを監視するプログラムが導入される。

(2001/1/5)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp / hiro@nakajima-gumi.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp