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http://www.gartner.com/5_about/press_room/pr20010109a.html
Napster、Gnutellaなどの多くのファイルシェアリングサービスが利用される中で、これらのサービスが著作権法に違反しているかどうかが裁判で激しく争われている。Gartner Groupの最新調査によるとこれらのファイルシェアリングサービスを利用している利用者の約3分の1が「違法だ」と感じていることが明らかになった。
この調査によると、これらのサービスを利用してファイルをダウンロードした米国のインターネットユーザーのうち、28%がこれらのサイトは著作権法に違反していることを承知していた。それに対して同数の28%は「著作権法に違反していない」と感じ、、残りの44%はファイルをダウンロードしてはいるものの、「この方法が違法かどうかははっきりしていない」と感じている。
この調査結果についてGartner Groupの上級アナリストのP.J.McNealy氏は「音楽をダウンロードしている約3分の1の人々がその行動が著作権法に反していると考えているのを知ると非常に面白い。そして残りの44%はこれらが合法かどうかとのはっきりとしたメッセージが裁判所から出されない限り、否定的な見解を持っていると考えることもできるだろう」とこの数字を分析し、非常に多くの人が法律に違反していると知りながらこうしたサービスを利用しているとの考えを示した。
Gartner Groupはさらに現在インターネットから音楽のファイルをダウンロードしていない米国のインターネットユーザーに対しても調査を行なった。これらのユーザーはファイルをダウンロードすることが合法かどうかを質問された。42%はファイルをダウンロードするのは非合法であると考え、14%は合法だと考え、43%は混乱しており、「それが合法か非合法か判断できない」と答えた。
(2001/1/10)
[Reported by taiga@scientist.com]