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■URL
http://www.myline.org/ (マイラインのホームページ)
加入者が普段利用する電話会社を登録しておける、電話会社選択サービス「マイライン」が5月1日にスタートする。これを前に、1月10日より同サービスの登録受付が開始された。このところ、電話各社において市内通話料金の値下げ競争が繰り広げられているが、これもマイライン開始を踏まえてのもの。登録開始日となった10日の新聞各紙には、主な電話会社がそろって全面広告を出すなど、一人でも多くのマイライン登録者を獲得しようと躍起になっている。
これまで、市内通話でNTT東西地域会社以外の電話会社を利用したい場合には、例えば東京電話なら「0081」といった識別番号を、また、市外通話でNTTコミュニケーションズ以外の電話会社を利用したい場合には、例えば日本テレコムだったら「0088」という識別番号を、いちいち相手の電話番号の前にダイヤルする必要があった。もしくは、電話機に内蔵されたACR（LCR）機能により、自動的にダイヤルされていた。いずれにせよ、利用者にとってわずらわしいことは事実であり、NTT以外の電話会社にとっては、識別番号がダイヤルされなければ利用してもらえないということで不利な立場に立たされていた。
これに対し、マイラインは、利用する電話会社をあらかじめ登録しておくことで、「00XX」といった識別番号をダイヤルしなくても希望の電話会社を利用できるようにする仕組みだ。加入者は、1）市内通話、2）同一県内の市外通話、3）県外への通話、3）国際通話──という4つの通話区分それぞれについて、利用する電話会社を登録できる。例えば、市内通話は東京電話、同一県内の市外通話にはNTT東日本、県外への通話には日本テレコム、国際通話にはKDDI──などと登録しておけば、相手先の電話番号をダイヤルするだけで、通話区分に応じて自動的に指定した電話会社経由に切り替わるわけだ（国際電話の場合は頭に「010」および国番号が必要）。
ただし、マイラインを登録している場合でも、個々の通話毎にそれとは別の識別番号を付ければ、識別番号の電話会社を利用できる。電話機のACR機能がそのままオンになっている場合も同様に、ACRの選択した識別番号が優先される。このため、マイラインのほかに、電話会社固定サービス「マイラインプラス」というものも用意されている。こちらは、識別番号がダイヤルされたかどうかにかかわらず、すべての通話で登録しておいた電話会社に接続される。
マイラインおよびマイラインプラスの登録申込は、10月31日までは無料。それ以降の登録・変更については800円となる。なお、申込がない場合に接続される電話会社は従来通りで、識別番号またはACR機能で指定された電話会社となる。識別番号がない場合については、NTTの東西地域会社（市内通話および同一県内の市外通話の場合）またはNTTコミュニケーションズ（県外への通話の場合）に接続される。このほか、詳しい説明については、「マイラインのホームページ」に情報が掲載されている。
(2001/1/10)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]