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http://www.emarketer.com/press_room/press_releases/20010109_eprivacy.html
米市場調査会社のeMarketerは、2000年に発生したオンライン詐欺の87%はオンラインオークションサイトで起きたものだとする調査報告を発表した。オンライン詐欺の被害者は「ジェネレーションX('61年から'80年に生まれた世代)」と「ベビーブーム世代」(ジェネレーションXの親の世代)が最も多く、全体の50%を占めている。
オンライン詐欺のうちオークション詐欺の割合が多い要因として、サービス最大手である米eBayの利用者が多く、米Media MatrixのWeb視聴率調査で14位にランク付けされていることを挙げている。
また同調査によると、2000年にFBIに届けられたハッキング事件は17,672件で、前年の1万件未満に比べて大幅に増加した。大手クレジットカード会社のVISAとMasterCardによると、クレジットカード詐欺の割合は取引全体から見れば少ない。また、オンライン詐欺に遭ったことがないユーザーは66%以下で、プライバシーまたはセキュリティ侵害の被害を受けたことがあるユーザーは34%。1人当たりの被害額は約600ドルで、オンラインショッピングの平均支出額を上回っている。
(2001/1/11)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]