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■URL
http://www.stardsl.com/
http://www.cisco.com/jp/
米StarDSLは、DSL回線を用いたビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスの試験運用をシスコシステムズと共同で2月中旬をめどに開始する。本サービスは7月1日を予定。シスコシステムズはDSL装置などの機器を提供する。
StarDSLが試験運用を行なうのは、独自に開発したブロードバンド・コンテンツの配信プラットフォーム「MEDDS(Most Efficient Data Delivery System)」。MEDDSは、StarDSLのコンテンツ配信サーバーとNTT電話局のDSL装置を専用線で結び、家庭には、DSL回線を用いて配信するシステムだ。家庭にはテレビでの視聴を可能にする専用のセット・トップ・ボックス(STB)を設置する。配信はストリーミング方式とダウンロード方式で、圧縮技術には「MPEG4」を用いる。配信するコンテンツは映画やテレビドラマのほか教育コンテンツなどいわゆる「レンタルビデオ店に並んでいるような品揃え」だという。
なお、StarDSLでは、一定期間後に自動的にデータを消去するプログラムを設定し、「オンライン・レンタルビデオ・サービス」を提供する。レンタル料金は300~500円と既存のレンタルビデオ店並に設定する。買い取りも可能。コンテンツ配信サーバーからのみSTBの記録装置を制御できるため、ユーザーが勝手にデータを取り込むことはできない。加えて、インターネット接続サービスも利用で、費用は、DSL接続料が月額5,000円以下、STBリース料が月額1,000円程度となる見込み。
StarDSLでは、2月前半にも日本法人を設立。2003年に50万弱世帯の加入を目指す。
(2001/1/12)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]