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米Disney、オンラインゲーム事業でアジア全域に進出

■URL
http://www.disneyinteractive.com/ (DisneyInteractive)
http://www.dig.com/  (WaltDisney Internet Group)
http://www.tes.co.jp/news/disney.htm (ティーアンドイーソフト)
http://www.square.co.jp/ (スクウェア)


アジア全域へのオンラインゲーム事業進出を発表する米Disney Interactiveのプレジデント、ジャン・スミス氏

 米Disney Interactiveと米Walt Disney Internet Groupは1月15日、ゲームソフト会社の株式会社ティーアンドイーソフトと業務提携し、日本、アジア全域を対象としたオンラインゲームコンテンツ事業「Disney Game World(仮称)」に着手すると発表した。株式会社スクウェアもゲームのネットワークインターフェイスや顧客の開発などで協力する。

 Disney Game Worldではティーアンドイーソフトが主体となり、ネットワークを経由してPCやPDAなどの複数のプラットフォーム向けにディズニーのキャラクターを使用したエンターテインメントゲームを提供する。実際のサイトの立ち上げは2002年の前半になる予定。具体的なコンテンツ内容は発表されなかったが、マルチプレイヤーに対応させたロールプレイングゲームやレースゲームといったものからショーやチャットなど、ゲーム以外でもさまざまなサービスを提供していくという。また、今後の高速ネットワークの全世界的な普及をにらみ、対象ユーザーはこれまでのオンラインゲームユーザーと違った3歳以上の男女から大人までとする幅広いゲーム層の取り込みを狙う。ティーアンドイーソフトの代表取締役社長横山俊朗氏は「ゲームをベースに人と人のコミュニケーションをつないだり、子どもたちの情操教育に役立つようなコンテンツに発展させたい」と抱負を語った。コンテンツは有料で、日本円で約500円~1,000円で検討中とのことだ。

 今回の提携では2月2日にティーアンドイーが総額75億円の転換社債を発行する。その内容はディズニーに55億、株式会社スクウェアに10億、ティーアンドイーソフトとスクウェアの大株主宮本雅史氏に10億といった割当。さらに今後5年間にディズニーは宮本雅史氏との間で、過半数の株式を取得できる権利を有することになっており、実質的にはティーアンドイーソフトがディズニーの傘下に入る形になる。資本提携に際してティーアンドイーソフトによるディズニーからの取締役の受入方針も決定している。

(2001/1/15)

[Reported by tanimoto@impress.co.jp]


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