|
■URL
http://www.webseed.com/page1007.html
米国の調査会社WebSeedは、95%の有名なサーチエンジンが「人気度」を検索結果を得るための技術として採用している、との調査結果を明らかにした。
人気度とはキーワードやメタタグに基づいて最も適合するページを検索するのではなく、むしろ対象となるページが他のページからどれくらいハイパーリンクされているか分析し、多くリンクされている方がそのページの「人気度」が高く、重要度が高いと判断する方法のことである。さらに現在人気度を検索するアルゴリズムは、そうしたごく素朴なものから発展してその一歩先を行っており、高い人気を誇るページが指しているページは人気が高いと考えるようにもなってきている。
WebSeedの調査結果によると、こうした人気度を直接的に検索技術として利用しているサーチエンジンは、AltaVista、Excite、FAST、Google、GO、Inktomi、Northern Lightである。また、間接的に「人気度技術」を利用しているサーチエンジンにはHotBot、IWON、LookSmart、Lycos、Magellan、MSN、NBCi、Netscape、WebCrawler、Yahoo、About、AOLがある。直接的に人気度使っていないという意味は、例えばYahooのようにディレクトリーに掲載されていなかった検索結果をGoogleに依頼してすべてのウェブページを検索するような時に、Yahooが人気度を間接的に利用していると考えるのである。
このような方法で人気度が使われているかどうかを調査した結果、ネット視聴率調査会社MediaMetrixのランキングによる上位11位のサーチエンジンは、すべて人気度技術を使っていた。人気度技術を使っていないサーチエンジンで最も上位に位置したのは12位のAskJeevesであった。
WebSeedはこの調査結果を分析した結果、人気度を考慮に入れないウェブマーケティングは意味がない、と指摘している。
(2001/1/15)
[Reported by taiga@scientist.com]