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■URL
http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2001/0116.html
ヤフー株式会社は16日、Yahoo!オークションで、クレジットカードなどによる課金をともなう本人確認システムを導入する方針だと発表した。早ければ3月にも開始する予定で、それ以降はオークションの利用に対して月額数百円が課金される。
Yahoo!オークションでは現在、利用者の連絡先の有効性を確認するため、メールによる本人確認を行なっている。これに対して今後は、メールアドレスに代えてクレジットカード番号を採用。出品時や入札時にカード番号を確認し、そのカード番号に対して月額料金を課金する。これまで、身元をふせたままでも利用できるということで助長されていた、違法商品の出品やオークション詐欺を抑制する考えだ。
料金や確認手順の詳細については、追って発表する。クレジットカード以外の方法についても検討しているという。料金は月額固定で、その月に1回でもオークションを利用すれば発生するものだが、利用回数が多ければ多いほど、1回あたりの単価は安くなるとしている。また、これまで無料だったサービスが有料化されることになるが、ヤフー株式会社よると、課金制度が収益につながるのは事実だが、第一の目的はあくまでも信頼性や安全性の向上だとしている。
なお、収益を目的としたものとしては、同じくYahoo!オークションにおいて、企業からの出品を受け付ける有料サービス「Yahoo!プレミアムオークション」を3月より開始する。一括出品のためのツールを提供するほか、その企業からの商品に対して専用アイコンを付加するなどの差別化が図られる。利用するには、企業が同サービスの基準を満たしていることが条件。月額固定料金および落札代金の一部がサービス利用料として課金される。
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(2001/1/16)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]