【業界動向】

インターネット調査会社のための業界団体「IMI」が米国で発足

 インターネットを代表する調査会社22社は22日、業界団体「Internet Measurement Initiative(IMI)」の設立を発表した。

 この団体に参加を表明している企業は以下の通り。

Aberdeen Research Group、Alta Vista、Arbitron、comScore、DoubleClick、eMarketer、Gartner Group、Greenfield Online、Motorola、NetRatings、NetZero、Nielsen Media Research、OlgilvyOne、PC Data、Radiate、WashingtonPost、Newsweek Interactive、Word of Net、Yahoo!、Ziff Davis、24/7 Media、The American Association of Advertising Agencies、The Wireless Advertising Association。

 インターネット関連の調査に関して標準規格を作ろうという試みは、もともとカリフォルニアによるテクノロジーサービス企業のRadiateが始めた「Radiate Internet Roundtable(RIR)」に始まる。今回のIMIの発足に参加した企業もこの団体に属していた。このRIRは、私企業であるRadiateが資本提供を行ない運用していたが、今回IMIの発足に伴い、団体の維持費は会員企業に対して年間の会費を徴収することで行われることになる。

 現在のインターネット調査では業界全体の一致した取り決めがないため、数値や分析内容が調査会社によって異なる危険性が指摘されてきた。IMIでは、まずインターネット視聴率の調査計測方法の基礎を再検討し、業界標準を作成する。また、どの会社がどの業界分類に属するのか(例えば金融、メディアなど)を標準化する作業にとりかかることになる。

(2001/1/23)

[Reported by taiga@scientist.com]


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