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■URL
http://www.seikatu-e-shop.com (4月よりスタート)
http://www.ssss.or.jp/ (財団法人店舗システム協会)
非営利団体の財団法人店舗システム協会は、日本独自の消費財eマーケットプレイス「生活e-SHOP」を今春より本格稼動させると発表した。
「生活e-SHOP」では、地域密着型小売店に商品情報やサービス情報などを提供する場を与えることにより、日本の小売業の99%を占める中小小売業を活性化させることを目的としている。顧客ターゲットは今後消費購買能力が急激に高まると予測される中高年層とし、全国情報・地域情報常時1,000件以上、衣食住に関する商品情報を5,000件以上、遊・学・財産・その他のサービス情報1,000件以上を常時提供していく。
また、与信・決済などファイナンス関連については富士銀クレジットと業務提携を行ない、取引をより簡略化する。
加盟店の対象はドラッグストア、化粧品店、電気店、米屋、酒屋、呉服屋などあらゆる業種となる。加盟店は「快適生活倶楽部」という統一ブランドを与えられ、店内にパソコンを設置し「生活e-SHOP」が提供する商品仕入れ情報やサービス情報を入手することができる。これにより加盟店は在庫を持たなくても大量の商品が扱えるようになり、これまでと違った分野の商品やサービスによって売上を増やすことができるという。また、パソコン操作法や運営ノウハウなどに関する研修制度も用意する。
顧客のメリットとしては「商品到着を小売店に指定すれば、都合のいいときに品物をピックアップできる」などが挙げられる。また、商品を提供する消費財メーカー側は新しい販路の拡大や顧客の購買データの把握ができるといった具合になる。参加消費財メーカーに関しては中堅企業が主となる模様で、現在、松下電工や資生堂などの大手企業も含めて最終交渉段階とのことだ。店舗システム協会専務理事の高山れい子氏は「衣食住で約10社ほど募れば5万アイテムは集まると思う」との見解を述べた。
「生活e-SHOP」では3月6日から9日まで開催される展示会「第30回JAPAN SHOP 2001」にて快適生活倶楽部の店舗をモデル展示し、加盟店舗の募集を開始する。
(2001/1/24)
[Reported by tanimoto@impress.co.jp]