【業界動向】

Javaのライセンス契約を巡る訴訟で米Microsoftと米Sunが和解

■URL
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2001-01/sunflash.20010123.1.html
http://www.microsoft.com/presspass/press/2001/Jan01/01-23SunPR.asp

 米Sun Microsystemsと米Microsoftは23日、Javaのライセンス契約を巡る訴訟で和解したと発表した。両社の合意内容には、従来のライセンス契約を終了すること、Microsoftに対してSunの「Java互換」商標を使用することを禁止することなどが盛り込まれている。また、MicrosoftはSunに2,000万ドルを支払うことで、Sunの技術を組み込んだ従来製品(ベータ版を含む)を7年間販売することが許可された。

 この訴訟は1997年10月、MicrosoftがWWWブラウザーの「IE4.0」などにSunとは互換性のないJavaを実装したことが契約違反に当たるとして、SunがMicrosoftを提訴したもの。その後、MicrosoftがSunを反訴するなど、訴訟合戦を繰り広げていた。

 両社の和解について、SunのScott McNealy会長兼CEOは「これは当社のライセンス契約者と消費者にとっての勝利だ。Javaコミュニティは、1つのJava技術、1つのブランド、1つのプラットフォームを望んでいる。今回の和解により、SunのJava技術の正当性と価値に対するより一層の保護をなし遂げた」とコメント。

 一方、MicrosoftのSanjay Parthasarathy副社長は「今回の和解は業界とMicrosoftにとって素晴らしいニュースだ。これにより、当社のリソースを次世代Webサービスのソフトウェアに集中できる」とアピールしている。

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(2001/1/24)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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