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http://newsroom.cisco.com/dlls/fspnisapi.dll?pagename=fulltxt&STORYID=645
米Ciscoは24日、同社としては初めての無線ネットワーク(無線LAN)製品を発売した。この製品は「Cisco Aironet 350シリーズ」と呼ばれ、企業の基幹ユーザー向けのセキュリティー、性能、、管理の容易さを兼ね備えているという。この製品ラインには高速アクセスポイント、ブリッジ、クライアントアダプターなどが含まれている。
この新製品の特徴としては、中央集権的なセキュリティーを無線ネットワークにおいて実現したことにある。セキュリティー規格はIEEEの802.1x規格に基づいており、何千人ものユーザーを標準規格に基づいた、中央集権的な方法でセキュリティーを管理することができるという特徴を持っている。
このCisco Aironet 350シリーズはCiscoが顧客とともに開発を進めてきたものだが、すでにMicrosoftやノースカロライナ大学などでインストールされ、実際に使用されているという。特にMicrosoftでは、本社のあるレドモンドの施設の80%にこの新製品がインストールされており、「世界で最も大きい無線ネットワークを構築した」としている。
こうした無線ネットワーク製品について調査会社Gartner GroupのBob Egan氏は「有線ネットワークと統合でき、頑強なセキュリティー機能を備え、管理のしやすさと高い性能を維持できるような無線ネットワークソリューションを提供することは、企業の基幹部分における無線ネットワークの需要に応える上で不可欠なことだ」とコメントしている。
最近では3Comも同様の製品を発表しており、今後この分野に置ける競争もまた激化しそうだ。
(2001/1/25)
[Reported by taiga@scientist.com]