【調査結果】

3分の1の米国人が「インターネットのためにテレビをあきらめる」と回答

■URL
http://www.arbitron.com/article3.htm

 米Arbitron/Edison Media Researchは、米国人のうち3分の1が、「もしテレビとインターネットとどちらか1つをあきらめなければならない」と言われたら「テレビをあきらめる」と回答したとの調査結果を明らかにした。

 特に一度でもストリーミングメディアを視聴したことのある人(ストリーミー)の間では、41%の人が「テレビをあきらめてもよい」と答えており、調査が行なわれるまでの1週間の間にストリーミングメディアを視聴したことのある人の間ではその数字は47%に増加した。

 さらにこの調査によると、12歳から24歳までの米国人はインターネットの代わりにテレビをあきらめる割合が47%と高く、それに対して25歳以上の米国人の間では逆に、テレビの代わりにインターネットをあきらめると答えた人が67%に上っており、世代間の格差が明らかになっている。

 Arbitron Webcast Ratingsの副社長Bill Rose氏は「インターネット接続は比較的新しい現象であることを考えれば、3分の1の米国人がインターネット接続の代わりに長い間にわたって地位を確立したメディアであるテレビを進んであきらめるというのは驚くべきことだ」と語った。

 この調査結果は今年1月にEdison Media Researchによって行なわれた調査に基づいている。調査はArbitronの2000年冬のラジオ視聴率測定モニターになっているの人の中からランダムに1,356世帯の在宅ウェブユーザーを抽出して行なわれた。ラジオ視聴率測定モニターは全米から12歳以上の人をランダムに抽出してとられたサンプルである。

(2001/1/31)

[Reported by taiga@scientist.com]


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