【ウィルス】

米McAfee.comがウイルスの感染傾向を世界地図で表示

ウィルス地図 米McAfee.comは7日、コンピューターウイルスが世界中でどのような仕方で感染しているかを世界地図の形で表示する新しいサービスを開始した。このサービスは同社のホームページからアクセスすることができる。

 McAfee.comは、同社のワクチンソフトを利用している78万人の会員や試用版を利用しているユーザーから情報を集める許可を受け、これまでに390億ファイルを検査した結果、そのうちに1,800万のファイルがウィルスに感染していることを把握した。これは個々のコンピューターに換算すると全コンピューターの20%がウイルスに感染していた計算になる。こうした結果はユーザーの地理的な情報と合わせてデータベースに収められ、どの地域がどれくらいウィルスに汚染されているかという情報に変換されてMcAfee.comのホームページ上で世界地図の形で表示される。この地図は過去24時間、過去7日間、過去30日間あるいは米国の各州、国別、地域別など、表示方法を変えて、必要な情報を分析できるようになっている。

 さらにこのデータをもとにMcAfee.comでは過去30日間で最も繁殖したウィルスを上位10種を表示する情報サービス「Top 10 Viruses Worldwide」も始めている。

(2001/2/8)

[Reported by taiga@scientist.com]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp