【調査結果】

世界の情報社会指数ランクでスウェーデンが首位~米調査

■URL
http://www.idc.com/ITOver/press/020801pr.stm
http://www.worldpaper.com/ISI/2001%20Information%20Society%20Ranking.html

 米IDCと米World Timesは8日、2001年版の世界55カ国の「情報社会指数(ISI)」を発表した。首位はスウェーデンが維持したが、上位5カ国は入れ替わり、米国が昨年の2位から4位に転落、ノルウェーが4位から2位に上昇した。3位はフィンランドが維持した。

 ISIは、情報や情報技術の利用状況や吸収度に応じて格付けしたもので、今年で5回目となる。世界のGDPの97%およびIT支出の97%を占める55カ国からデータを集め、コンピューター、情報、インターネット、社会資本の4つを基準にして格付けを行なっている。

 IDCの調査担当重役を務めるJohn Gantz氏は「2000年には1億人が新たにインターネットを利用している。その重要性と成長性から、今年の格付けではインターネットの重みを増した」とコメントしている。

 インターネットインフラで高得点を獲得したのは、スウェーデン、シンガポール、およびオーストラリア。米国は10位だった。Gantz氏は「米国ではまだインターネットを利用していない人が多く、これが総合評価で米国が転落した理由だ」と分析している。

 米国は情報インフラでは9位、社会資本でも17位と低迷している。一方でコンピューターインフラでは米国が首位を獲得し、シンガポールとオーストラリアが続いている。

 また、情報インフラで上位に入ったのは、台湾、オランダ、デンマーク。社会資本では、ノルウェー、香港、日本が上位を占めている。同社では、インターネットへの接続手段としてパソコン以外の機器が増えるにつれ、消費者向けパソコンへの投資が少ない発展途上国が、今後順位を上げると予測している。

(2001/2/9)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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