【新製品】

APA、Javaベースの動画再生ソフト「CYBER VISION」を発表

■URL
http://www.cybervision.ne.jp/ (2月23日より)
http://www.apa.ne.jp (青山プランニングアーツ)

 株式会社青山プランニングアーツ(以下APA)は、Javaベースの動画再生ソフト「CYBER VISION」を発表した。主に企業を対象に提供する。

 「CYBER VISION」はJavaにより作成されているため、OSやプラットフォームを問わず動画コンテンツを再生できるソフトだ。フレームレートは30fpsで、音声はMP3に対応。なお、動画や音声を再生するだけでなく、動画の中にリンクを埋め込むことができるのが特徴。興味のあるものやシーンが映された時に画面をクリックするだけで、ホームページにリンクして詳しい情報を得たり、問い合わせやオンラインショッピングなどへダイレクトにアクセスできる。リンク先がサイトであれば自動的に「Internet Explorer」を起動してホームページなどを表示し、PDFファイルであれば「Acrobat Reader」を起動して表示するなど、アプリケーションの起動や切り替えに煩わされずコンテンツを楽しめる。また、画面は、メインとサブの2画面からなり、異なるコンテンツを同時に表示できる。

 なお、APAでは、当面、「CYBER VISION」を単体のCD-ROMで提供していく。その後ブロードバンド環境の普及とともにネットワークにより提供していくという。販売先は広告代理店のほか、eビジネスを考えている企業へのダイレクト販売の2つで、1ブラウザー当たり110円で販売する。活用方法としては、企業がプロモーション活動としてカスタマイズしたCD-ROMの店頭配布や雑誌・商品添付を想定している。

 「CYBER VISION」について、APAの尾中昭文社長は「テレビの良さとインターネットの良さをほどよくミックスしたもの」と述べ、期待を覗かせた。また、「CYBER VISION」のほか、テレビ電話など双方向のリアルタイムコミュニケーションが行なえるモバイルステーション「CYBER PRO」、ユーザーの嗜好やニーズを学習して情報提供につなげる「CYBER BASE」など動画によるコミュニケーションを行なえるアプリケーションを開発していくかまえだ。

(2001/2/21)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp